新大利根橋を走ろう!



 新大利根橋は、東葛地域の千葉県柏市と常陸国、茨城県守谷市を結ぶ橋です。利根川だけでなく、東葛側の田中調節池と常陸側の稲戸井調節池をまたぐ大橋です。車道は有料道路で自転車の走行は禁止ですが、歩道側は無料で、自転車の走行が可能です。というか、歩くと渡り切るまで30分以上かかるため、歩道を行く人のほとんどが自転車に乗っています。




 東葛側からのアクセスポイントは2つです。田中調節池の外側の堤防と内側の堤防の両方から、新大利根橋にアクセスすることができます。利根川サイクリングロードの柏区間(柏市サイクリングロード)は、田中調節池の内側の堤防の上を走っています。利根運河の方から下流へ下ってきた場合、いったん新大利根橋の下をくぐって反対側に回ることで、新大利根橋に入ることができます。実は、柏市サイクリングロードは図のように新大利根橋を渡り、外側の堤防のところで降りて、布施弁天方面に向かうコースとして指定されています。田中調節池の中の道を行っても、布施弁天方面に向かえますが、橋を渡った方がはるかに快適です。




田中調節池の内側の堤防(柏市サイクリングロード)の新大利根橋へのアクセスポイントです。




田中調節池の外側の堤防の新大利根橋へのアクセスポイントです。




 有料道路の料金所は常陸国側にあります。歩道はこの料金所の横を通り抜けており、自転車や歩行者は無料です。田中調節池の外側の堤防からこの料金所までは2.2km。歩いて往復すると1時間かかりますね。




 新大利根橋からの眺めです。利根川も調節池の中にある水田も美しく、吹き抜ける風のすがすがしさと合わせて、とても幸せな気分になれるコースです。


【新大利根橋を渡り小貝川へ】


 新大利根橋で茨城側に渡り4km強ほど走ると、小貝川に架かる稲豊橋にたどり着きます。この小貝川のサイクリングロードはとても良いコースで、江戸川サイクリングロードや利根川サイクリングコースにはない魅力があります。

 この小貝川、河川敷が森なんです。利根川や江戸川なら、河川敷のほとんどがだだっ広い野原ですが、小貝川では河川敷に多くの木が植わっています。中には竹林や畑まであります。

 河川敷に木が植わり森ができていると、川に表情があっていいです。江戸川や特に利根川は単調な景色が続くことが多いですが、小貝川は場所によって風情が全く異なりますので、何度も走りたくなるコースです。




 この小貝川には沈下橋が架かり、いくつかの堰(せき)があります。左の写真が沈下橋の「小目沼橋」。ちょうどつくばエクスプレスと常磐道に挟まれた辺り。なかなか趣のある木造の橋です。

 沈下橋というのは、川が増水すると沈んでいまうからでしたよね。沈んだ時に水流で壊されないように、このように欄干がありません。ちょっと怖いですが、幅が結構ありますので、自転車で走っても落っこちるというリスクはありません。ただし酔っ払いなら、歩いて渡っても危ないですね(笑)

 右の写真は小貝川の堰の一つ、「福岡堰」です。堰の北側、つまり上流側は満々と水をたたえ、まるで湖のようです。そして水しぶきの音がゴーゴーと聞こえてきます。この福岡堰は桜の名所でもあるそうです。



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