【タイヤの交換】
タイヤを交換しました。AttitudeXに標準で付いてきたのは、2.35サイズの極太のタイヤ。走りには目をつぶるとしても、物理的に重すぎます。ブ
ランドはやはりボントレガーですが、トレック系列のこのブランドはよく分かりません。とにかく「ボントレガーの名がつくパーツはすべて交換してくれ」とい
わんばかりのアセンブルです(笑)。MTB乗りの知人にその話をしたら、「2.35なんて普通DHでしか使わない」と笑われてしまいました。たしかに…
AttitudeXってXC系のバイクなのに…。
今回交換したのはIRCの「Serac XC Lite」で1.95サイズのやつです。450gとそこそこ軽いです。 前後のタイヤ交換で1kg近くの軽量化になりました。実際担いでみて、断然軽くなったのを感じました。これならば、走る前の輪行段階でへばることはなさそ
うです。走りの面では、平地のオンロードではそんなに変わりませんが、オン、オフを問わず、上りがかなり楽になったような気がします。ボントレガーの極太タイヤをはいていた時は、2度も上がりでママチャリにあおられて、ショックを受けたことがあります(苦
笑)。これからは、そうならない…ように期待したいです。
【チューブの交換】
MTBのAttitudeXのチューブをPanaracerのX Airに交換しました。このX Airは、いつもブログにコメントを入れていただいている方のお薦めです。ネットで調べても絶賛の嵐ですが、鈍感な私に違いが分かるのかなと
思っていたのですが、導入してビックリ。タイヤが別のタイヤになりました。
違いを体感しようと思い、交換前に3気圧で走り、交換後に同じく3気圧で走りました。驚いたことに、まず舗装道路で路面からの突き上げが、今までより丸
いのです。そしてオフロードでは、やはりマイルドな乗り心地に加え、タイヤのグリップ感が全然違います。ライディングのレベルが上がったような錯覚にとら
われるほどです。
いやぁ驚きました。これまで使っていたチューブは「どこのだっけ」という品ですから、差が歴然なのかもしれませんが、チューブによってこんなに乗り味が
変わると思いませんでした。150gなので、決して軽いチューブではありませんが、とても満足です。
【チューブレスタイヤの導入】
MTBのAttitudeXのタイヤをチューブレスに変更しました。昨年秋に、マヴィックのチューブレスホイールCROSSMAX SLを導入しましたが、今まではチューブドダイヤを使っていました。このままだと、ずっとチューブド・タイヤを使ってしまいそうですので、思い切ってチューブレスタイヤに変更した次第です。
今回購入したのはIRCの「MIBRO TUBELESS」。サイズは、これまで使っていたSerac XC Liteと同じ1.95と細身です。なんで、これにしたかというと、大した理由はありません。とにかく、メチャメチャ安かったからです。まあ、定評のあるタイヤですから問題はなかろうと、お気楽に購入しました。
で、チューブレス初心者の私にとって、タイヤの交換は大騒ぎでした。まずタイヤがホイールに入らない。マニュアル本を見ても、ビートワックスを塗ってもダメです。「タイヤレバーは絶対に使わないで下さい」との警告。こんなもん、手でどうやって入れろというんじゃい。えーい!いいや、とばかりに、タイヤレバーを取り出して、エイヤーと入れちゃいました(苦笑)
さて、エアーを入れる段になって、果たしてビートがうまく上がるかと心配しましたが、最初は手間取りましたが、なんとかビートが上がり一安心。しかし、それにしてもタイヤとリムの嵌合時には「パッカン!」「パッカン!」と、結構すごい音が出るのですね。最初はかなり驚きました。
さて、エアーが十分に入って正確なエアー圧を測ろうとしたら、バルブの長さが足らなくてパナレーサーのタイヤゲージ(アナログのやつ)が使えないではないですか(後でWebで調べたら、マビックのUSTリムでは使えないとのこと)。仕方がないので、MTBのタイヤの空気圧はロードレーサーほどシビアではない、と勝手に決め込んで、フロアポンプのゲージの2.5気圧ほど詰め込みました。
さて、問題の使用感ですが、いいですね。タイヤに粘り気あるというか、グリップがいいというか、オフロードでも思いっきり行けます。なんか、少しスキルが上がったみたいな錯覚にとらわれます。シラクXCライトの時は、チューブにパナレーサーのX Airを使い、“チューブレス並”の乗り心地を楽しんでいたのですが、本物のチューブレスはやはり違います。
そう書いたものの、この感覚の差がチューブレスとチューブドの差なのか、シラクとミブロのタイヤの差なのか、新品とくたびれたタイヤの差なのか、はたまた空気圧の差なのか、はっきり言ってよく分かりません。まあ、そんな“因数分解”をする必要もないでしょう。ただ、さすがに20km以上の舗装道路を連続して走ると辛いです。
MIBROは舗装道路を走れないタイヤではありません。ただ、Serac XC Liteに比べ、センターブロックの間隔が広いため、舗装道路を転がる際には微妙な振動があり、これが手への負担になるのです。サスやカーボンのハンドルをしても、その振動を十分に吸収し切れません。連続して舗装道路を走るのは、せいぜい10km程度にとどめておいた方がよさそうです。
【チューブレスタイヤのエア漏れについて】
かなりヒマネタですが、MTBのチューブレスタイヤの話です。以前から、このチューブレスタイヤのエアー漏れが不思議でなりません。チューブレスですからエアーがすぐに減るのは仕方がないとして、その減り方に規則性がありません。
今使っているIRCの「MIBRO TUBELESS」は、エアーを入れて2日後にはペチャンコになっている時があるかと思うと、1週間ぐらいそれなりのエアーを保持している時があります。エアーの減り方にここまで規則性がないと、何かまずいことでもしたのかなぁと思ってしまいます。チューブレスタイヤって、こんなものなんでしょうか。不思議です。
【スプロケの交換】
MTBのAttitudeXのスプロケを、スラムのPG-970からシマノのXTに高交換しました。私のような軟弱ライダーにとってスプロケは、グレードの違いが最も分かりにくいパーツの1つです。交換を急いではいなかったのですが、ロードレーサー用にカンパのチタンシートポストを買ったとき、お手ごろ価格だったのでついでに買ってしまいました。店からいうと、クロスセル成功というやつです(苦笑)。
XTのスプロケは、スラムの970に比べると外見上のグレードの差は明らかです。970に比べXTの表面の仕上げは見事で、日に当たると美しく輝きます(上の写真の右側がXT)。スパイダーアームを使って軽量化を図っており、その立体構造もカッコイイです。このスプロケは34Tですが、Pacific-18に付けた32Tのスプロケと比べると構造が違います。32Tはスパイダーアームが4本ですが、34Tは5本です。わずか2Tの差ですが、強度を保つには、こんなに構造が変わってしまうのですね。
さて、肝心の変速性能の差ですが、やはりほんのわずかです。少し乗るぐらいでは、その差は分からないほどです。ただ、長く乗っていると、さすがにXTの
精度の高さを感じることができます。常に乱れることなく、きびきびと変速してくれるので、とても気持ちいいです。もっとも、きちんとメンテしているのな
ら、スラムの970のままでもXTに近い性能を引き出せると思いますが。