■5月27日(土)
今日は雨模様の天気。気分的にどうしても自転車で走りたかったのですが、3度チャレンジして、ようやく走ることができました。まず朝、今日は午後から雨ということで、朝のうちに走ろうと、8時半頃にMTBのAttitudeXを外へ出そうとしました。すると、霧雨がどんどん本降りになってくるではありませんか。「こりゃダメだ」ととりあえず断念しました。
もうすぐ梅雨ですが、この季節、軟弱な私はMTBで走る機会が少なくなります。雨はもちろんダメ、晴れても土がマッドだとNGです。なんせマッドガードを付けていても、そんなコンディションで走ると、巻き上げられた泥水や土が上から降ってきます。今年の梅雨の時期、MTBの出番があるのでしょうか。
さて、お昼ごろにはそんな天候も回復に向かい、雨は止みました。チャンス到来とばかり、こんどはロードレーサーのantares202にマッドガードを付けて出撃。ところが、家を出てすぐに再び雨が降ってきました。たちまち土砂降りになり、あっと言う間にずぶ濡れに。すごすごと家に引き返す羽目になりました。
そして、3度目のチャレンジ。雨が止んだ2時半、再びロードレーサーで走り始めました。今回は大丈夫、雨はおさまりました。江戸川サイクリングロードから利根運河、そして利根川サイクリングロードの柏区間と、私にとってはお馴染みのコースを走ることができました。
走ってみて驚いたことに、サイクリングロードは鳥たちの楽園です。きっと人が自転車が通らないので、鳥たちが濡れた羽を乾かしているのでしょう。カラスやスズメといった常連に加え、多数のムクドリが道のあちらこちらにたむろっていました。
そうした鳥たちを蹴散らしながら走っていると(ゴメンね)、ロードレーサーと同じ速度でツバメが並んで飛びます。この時期、江戸川サイクリングロードなどでは“ツバメと飛ぶ”感覚が味わえます。そして、これもお馴染みさんですが、ウグイスが相変わらず美しい声で鳴いています。それに、まじってカッコーの鳴き声。そうなんですね。東葛地域はカッコーも生息しているんです。
そして、今日の真打は雉です。江戸川サイクリングロードのど真ん中に立派な雉が羽を休めていました。シャッターチャンスとばかりカメラを取り出しましたが、あっという間に逃げられてしまいました。「うーん残念」と思いつつ、利根運河に向かうと、なんとまた1羽、雉が道のど真ん中に居座っていました。こいつにも逃げられましたが、そんなに遠くに行かなかったので、写真におさめることができました。
それにしても、東葛地域の“鳥密度”の濃さといったら、すごいものがありますね。とても東京のベッドタウンとは思えません。
■5月20日(土)
今日はすごい天気でした。強烈な南風。夏のような気温、そして夕方の雨、ほんのわずかの時の見事な虹。そんな天候の中、久しぶりに利根川サイクリングロードの柏区間(柏市サイクリングロード)を走ってみました。
茫洋としたこのサイクリングロードも、今の季節は緑が美しいです。そして初夏の空気。とても気持ちが良かったです。そして再び、ホバリングして獲物を狙うタカのノスリを見かけました。ところが、このノスリにタメをはる鳥がいました。
最初はヒバリです。ノスリがホバリングしていると、いきなりヒバリが上昇し、ノスリの近くでピーチクパーチクとうるさくさえずります。ノスリはこれを軽くスルー。きっとヒバリの巣が近くにあるのでしょう。この季節、鳥たちは子育ての時期ですから、どの親鳥も必死ですね。
ノスリが場所を変えたとき、次に現れたのがカラスです。このカラスが強い!いきなりノスリに襲い掛かりました。カラスも子育ての時期だからナーバスなんでしょうけど、問答無用で襲い掛かり、哀れなノスリ君をあっという間に蹴散らしてしまいました。ノスリはタカの沽券が形無しですね。カラスのパワーを改めて感じました。
■5月4日(木)
今年のゴールデンウィークは天候に恵まれました。この日も気持ちのよい1日でした。1日の締めくくりに手賀沼に沈む夕日を1枚。春の日の穏やかな手賀沼の夕暮れです。
首都圏の田舎はどこでもそうですが、ゴールデンウィークが田植えのシーズンです。東葛地域の農家の皆さんも大半が兼業農家でしょうから、人手が確保できる大型連休に田植えが一斉に行われます。写真は、最近のマイブームである我孫子市の利根川近くの農道で撮ったものです。一休みしたくなるような涼やかな風景でした。
■4月30日(日)
今日は本当に気持ちのよい1日でした。気温が上がったので、久しぶりにTシャツで走りましたが、既に夏が近づいているのを実感できました。この時期に東葛地域を走るなら、サイクリングロードばかりを走っていると本当に損です。というのも、田植え前の水が入った田んぼのある風景が、とてつもなく美しいからです。
特に、傾斜林が入り組んだ田園風景が美しい! 写真は、利根川サイクリングロードの我孫子区間から南へ下った、古利根沼の東側あたりですが、新緑の傾斜林と田んぼの水面のきらめきの組み合わせが最高でした。稲のある田んぼもそれなりの趣がありますが、やはり田植え前の“水のある風景”が一番です。
■4月22日(土)
昨日の土曜日は、利根川サイクリングロードの野田区間を走ってみました。この季節、このサイクリングロードは本当にいいですね。利根川の広々とした河川敷と旧関宿の田舎の風景の中、ゆっくりと自転車を走らせると本当に落ち着いた気分にひたれます。
今、芽吹大橋の北側では、あちらこちらでヒバリの高鳴きを見聞きできます。この高鳴きは空中さえずりともいい、ヒバリたちの縄張り宣言だそうです。せわしなく羽を動かしながら、ピーチクピーチクとうるさいほど鳴いていました。
そういえば、ツバメの捕食の瞬間も目撃できました。大きな虫が自転車の前を横切ったとき、ツバメがさっと近づいて来て・・・最初の一撃は虫にうまくすり抜けられたのですが、さっと身を翻した二撃目で空を飛ぶ虫の姿は消えました。平和な景色の中、生きるための戦いが続いているんですね。
しかし、サイクリングロードなのに自転車とほとんどすれ違わなかったです。たまにすれ違ったと思ったら、地元の人のママチャリ、パパチャリばかりです。なんで、こんなにマイナーなのでしょう。江戸川サイクリングロードとはまた違った味わいがあるのに、もったいないことです。
■4月8日(土)
利根運河の北岸、理窓会記念林自然公園に咲いていた名残の桜です。サイクリングロード沿いにひそやかに咲いていました。他の桜たちが散り行く中で、まだまだ散りぎわの美しい姿をとどめていました。なんかとても貴重で、思わず立ち止まってしまいました。
利根運河の他の桜は、花から若葉の交替期。東武野田線運河駅の付近の桜も、あれだけ多くの人たちが訪れていたのに、今日は閑散としていました。♪花びらが散った後の桜がとても冷たくされるように♪と、遠い昔のヒット曲の歌詞を思い出してしまいました。
菜の花それに比べ、江戸川サイクリングロードの菜の花たちはわが世の春です。常磐自動車道の南側の菜の花は圧倒的な美しさです。そう言えば、この菜の花たちの上空を南から帰ってきたツバメが多数飛んでいました。今年初めて見たツバメたちです。季節をどんどん移ろいでいくの感じます。
■4月1日(土)
この日は素晴しいお花見日和で、東葛地域の桜のスポットをMTBでハシゴしました。その途中、利根運河南岸でタカの一種であるノスリの狩りを目撃することができました。ノスリは東葛地域ではポピュラーな猛禽類ですが、空中停止(ホバリング)から急降下する姿を見たのは初めてでした。いやぁ、ラッキーでした。
それは、江戸川サイクリングロードから利根運河のサイクリングロードに入ってすぐ、ちょうど桜の名所の1つ、におどり公園の西側です。ふと南側の新川耕地の田んぼに目をやると、すぐ近くでホバリングする鳥が目に入りました。明らかに猛禽類、ホバリングする猛禽類といえばノスリに違いありません。
この距離なら、私のコンパクトカメラでも写真に納めることができます。以前も撮ったことがありますが、謎の円盤UFO(古い!)みたいな写真しか撮れませんでしたので、チャンスとばかりシャッターを切りました。それが、この写真です。うまく風に乗ってホバリングする姿は、さすが“草原の王者”、なかなかカッコイイですね。
さて、何枚か撮って、そろそろいいかなとカメラを片付けていると、「あの鳥は何ですか?」と中年のご夫婦が話しかけてきました。「ノスリですよ」と私。それから東葛地域の鳥の話になって、2〜3分ほどその話で盛り上がりました。
その間、このノスリ君は、あちらこちらと場所を変えながら、ホバリングを続けています。そして突然、動きが変わりました。高度を下げ始めたのです。何か獲物を見つけたようです。「ネズミでも見つけたんでしょうか」なんて話をしていると、MTBで通りかかったオジサンが「モグラだろう」と教えてくれました。
確かに、耕運機が入った田んぼはミミズも掘り返されています。それを追ってきたモグラが、地表に顔を出すこともあるはずです。ちょうど子育て期のノスリにとって、格好の獲物でしょう。さっそく観戦モードです。
ノスリは、地上5mあたりまで降下してホバリングしていましたが、急降下、足で何かをつかみました。「やったか!」と思いましたが、残念(獲物にとってはラッキー)、取り逃がしたようです。また空中に戻り、無念そうにホバリングをしていましたが、やがて何処ともなく去っていきました。
「20年来、このあたりに住んでいますが、初めて見ました」とご夫婦に感謝されてしまいました。でも、感謝するのは私です。ご夫婦に声を掛けられなかったら、ノスリの狩りの様子を見ることもなかったでしょうから。
ちなみに、東葛地域は野鳥の宝庫です。猛禽類もノスリのほか、オオタカ、フクロウなど十数種類、生息しています。江戸川サイクリングロードなどを走るときは、鳥にも注目してください。きっと面白いですよ。まあ大半はカラスでしょうけど(笑)
■3月26日(日)
江戸川サイクリングロードの菜の花が美しくなってきました。梅が散り、桜がようやくちらほら咲きの今、主役はやはり菜の花ですね。江戸川咲くリングロードで菜の花が美しく咲きそろう地点はいくつかありますが、この常磐自動車道の南側はとりわけ美しいです。
■3月21日(火)
新川耕地の梅の巨木です。梅の花は木全体を撮ると、いまいち美しさが伝わりませんが、この巨木は違います。とても雰囲気があり、東葛の春の素晴しさを伝えています。
■3月11日(土)
今日は春本番の一日でした。江戸川サイクリングロードから利根運河、利根川サイクリングロード、そして手賀沼を走ってきました。どこへ行っても“春”ばかりですね。花粉も一昨年並みの少なさなので、苦しいながらも春を楽しめました。
江戸川サイクリングロードでは、菜の花が花を咲かせ始めました。ちょうど今、梅の季節に花をつけ、ぐんぐん大きくなって桜の季節には黄色の絨毯になります。利根運河の土手では、多くの人が何かを採っていました。多分、食するものでしょう。菜の花、よもぎ、セリのいずれかでしょうか。聞けばよかったと思います。
さて、早春の真打はやはり梅の花ですね。写真は手賀沼の北岸の西端に位置する「北柏ふるさと公園」の梅の花です。今がまさに満開です。春から秋は、週末に走るたびに自然が何かしら変化します。ほとんど変わらないのは冬だけです。これからまた、自然の移り変わりをたっぷりと楽しむことにしましょう。
■3月4日(土)
3月に入って、いよいよ春本番(ついでに花粉も本番です)。今日は休日出勤の前に、手賀沼を折り畳み自転車のPacific-18で走ってきました。ど
うも春になると、東葛の中では手賀沼、自転車の中では折り畳み自転車をセレクトすることが多くなります。手賀沼の風情もPacific-18の乗り味も
まったり感があるので、春の気分に合うのでしょう。写真は、手賀大橋から撮ったものです。緑が随分濃くなってきた気がします。
最近、手賀沼だけを走るときは、南岸の手賀沼サイクリングロードの西端から東端まで走り、北岸に向かって手賀沼遊歩道を走り、途中にかかる手賀大橋を
渡って再び手賀沼サイクリングロードを西に向かう、そんなパターンが定着してきました。手賀沼サイクリングロードを往復するのも芸がないですし、手賀沼北
岸の西側は道は良いですが面白味に欠けますので、このコース取りが春の風情を一番楽しめます。