【トレロック(TRELOCK)のサイクルコンピュータ】
最近、トレロック(TRELOCK)のサイクルコンピュータが出回りだしました。丸い独特のデザインにひかれて購入しましたが、驚くほどデカイです。さすがはゲルマン民族が作った製品! 自転車の雰囲気を壊すんじゃないかと心配しましたが、しっくりと収まりました(ヒラメのマウントブラケットを使って取り付けています)。

機能面ではキャットアイのサイクルコンピュータと変わらないと思った方がよいですね。温度計など様々な機能が付いていますが、街乗りには無意味です。そもそも私が買ったやつは、温度計がまともに動作しません。また、衝撃に弱く、こけると一時的に接触不良が起きデータが飛びます。

それでも、このデザインは素敵ですね。好みがあると思いますが、僕は斬新なデザインを評価します。もうキャットアイに戻す気になれません。

【トレロックのサイクルコンピュータの温度計について】
 トレロック(TRELOCK)のサイクルコンピュータは 今まで、温度計がまともに作動しないと思っていました。温度表示に切り替えると18.1度。2〜3ヶ月この温度表示が続いています。ちなみに夏場は32度 くらいを表示していました。それで私はてっきり、このサイクリングコンピュータの温度計は2段階表示のアバウトや奴だと思っていました。

 ところが違っていました。次の瞬間、温度はいきなり12.2度に下がったのです。その後、20〜30分をかけて6.5度まで下がりました。こいつ、アバ ウトじゃなかったのですね。単に鈍かっただけのようです。しかも温度表示になっていないと、センサー(?)が働かないようです。

 寒波が来襲した日の朝9時くらいですから、実際の温度は3〜4度ほどさらに低いと思います。しかし、サイクルコンピュータは太陽に当たりぱなしですから、まあ測定値の温度はこんなものでしょう。

 はっきり言って、この温度計や速度表示用のバーメーターの機能は何の役にも立ちません。堅実でお堅い仕事をするドイツの製品とも思えないくらいです。ただ、この円形のインパクトのあるデザインは抜群で、私はこのデザインのために今後とも使い続けることでしょう。

 ところで、このサイクリングコンピュータについて、1つ心配していたことがありました。電波の届く距離が60cmとキャットアイのサイクリングコンピュータに比べ短いため、小径車のPacific-18につけると電波出力が弱まりがちな冬場に大丈夫かという点です。

 しかし、今のところ全く正常に動作します。その心配は杞憂に終わりました。  




【トレロック サイクルコンピュータのセンサーの付け方】
トレロック(TRELOCK)のサイクルコンピュータのセンサーは、通常の付け方ではPacific-18はBD-1にはうまく付きません。

通常はフロントフォークの前面に取り付けるのですが、BD-1系の場合、フォーク(スイングアーム)が四角で取り付けるのが難しい上、ホイールのマグネットとの距離の関係で下の方に付けなくてはいけません。センサーと本体までの有効距離は60cmとキャットアイより短いため、あまり下につけると冬場の感度も心配です。それに、センサーはお世辞にもエレガントとは言えない無骨さで、この付け方だと見た目も美しくありません。

あれこれ悩んだ結果、思いついたのがスイングアームの内側に付ける方法です。ただイレギュラーな付け方ですので、写真では分かりにくいかもしれませんが、固定用のゴム板をカットしたり、タイラップの付け方を上下で別にするなど工夫が必要でした。

ただ、これが大正解。かなり上の方に付けることができたため、サイクルコンピュータ本体との距離は60cm以下に収まりましたし、見た目もすっきりです。トレロック(TRELOCK)サイクルコンピュータのセンサーの取り付けで困っている方は一度お試しください。


【ヒラメのブラケットについて】
トレロックのサイクルコンピュータは、ヒラメの3Dメーターマウントブラケットを使ってハンドルに取り付けています。ヒラメはマルチプレッシャーアンカーやポンプヘッド(私も使っています)が有名ですが、このブラケットも良い品です。首振り機能が付いており、サイクルコンピュータを見やすい角度で固定できますし、加工もとても丁寧です。さすが、メイド・イン・ジャパン!



【オールカーボン製バーエンドバーについて】
 前から気になっていたカーボン製のバーエンドバーを導入しました。本当はコントロールテックの製品が欲しかったのですが、長く欠品状態。あさひでは7月に入荷予定と言っていたのですが、その後どうなったのでしょうか。仕方がないので、パザッツ製品の「BE-60」を購入しました。

 パザッツ製のものはデザイン的にどうか、と思っていたのですが、ファーストインプレションはやはりイマイチですね。グリップとも合っていないような気がします。今度グリップを別のものに変えて、試してみたいと思います。

 握った感じはとてもいいです。特に、根元の曲線は手にしっくりくるために、長時間握っても疲れません。これから秋から冬です。アルミなど金属製のバーエンドバーを寒い時に握ると、手袋をしていても耐えがたいので、これからきっとカーボンの効用が増すことでしょう。

 デザイン以外に問題になりそうなのは、滑りやすいことでしょうか。コートしたカーボンですから、金属のようにはいきません。雨の日は注意しないといけないですね。あと、こけたら大変です。これまで使っていたアルミのバーエンドバー(これもパザッツ製です)は傷だらけ。カーボンの場合、こけたら木っ端微塵になる可能性もあります。そうでなくても、ささくれ立って持てなくなるかもしれません。

 ところで、コントロールテック製品が出回り始めたら、どうするか。やはり買っちゃうかもしれませんね(笑)。


【グリップの交換】
 バーエンドバーをオールカーボン製品に取り替えたところ、どうもエンドバーとグリップがしっくり合わなくなりました。そこでグリップを交換。フロントの小物入れ、ビッグマウス革サドルと合わせるために、やはり茶色系のグリップを選択しました。やはりVELOの製品で、今までのものよりもシンプル安デザインです。

 今までのグリップと比べて、明らかにカーボンのバーエンドバーとマッチしています。しばらくは、このグリップでいこうと思います。しかし、茶色系のグリップは本当に少ないですね。VELO以外では数えるほどです。革(合皮?)製のグリップもVELOから出ていますので、そのうち、それも使ってみたいと思います。 




【カーボン製のバーエンドバーの交換】
  Pacific-18に装着していたカーボン製のバーエンドバーを、パザッツ製品からコントロールテック製品に交換しました。やはりというか、パザッツ製品を導入したときに予告していた通り、これを買ってしまいました(苦笑)。

 取り付けてみると、やはりPacific-18にはコントロールテック製品のショート・バーエンドの方がよく似合います。ただ、握りやすさでは大きく劣ります。また、仕上げの違いからか、パザッツ製品に比べはるかにすべりやすいです。

 それでも以前一目ぼれした、このバーエンドには大満足。この質感と形状が最高です。ところで、パザッツ製のバーエンドは今度買おうと思っているMTBに装着しようと考えています。




【シフター/ブレーキレバー】
 私のPacific-18のシフターとブレーキレバーは旧XTです。フロントは変速なしのシングルですので、シフターはリア用のみ。つまり、ハンドルの右だけに付きます。こういう場合、ブレーキレバーとシフターが別製品なのはいいですね。左にシフターがなくても、アンバランスな感じがしません。

 特にXTのシフターは、ラピッドファイヤー・タイプとして完成度が高く、変速はとてもスムーズです。これがラピッドライズのリアディレーラと抜群の相性です。ディレーラの性能の違いは、DEOREからXTになっても、街乗りレベルの私には全くと言っていいほど変わりません(ラピッドライズかどうかの違いは大きいですが)。しかし、シフターのグレードの違いは体感上でとても大きいのです。ですから、予算が限られているなら、まずはシフターに金をかけましょう。

 ところで、このXシフターはXTの新モデルが登場したことで、カタログから落ちました。いつ生産を打ち切られても文句が言えない状況です。生産打ち切り後、シフターが壊れたらどうしよう。少し不安です。

 新モデルのデュアルコントロールレバーは、私のPacific-18には使えません。片方だけ、あんなデカイものを付けれません。そもそも折り畳み自転車にはちょっと合わないな、というのが私の印象です。旧XTRのシフターは生産継続のようですが、値段はともかく、あの独特の配色では・・・。

 XTはMTB用のパーツであり、それを折り畳み自転車に流用している私が、シマノの製品戦略に文句をつける筋合いではありません。しかし、小径車用のパーツCapreoが中途半端な出来ですから、高級パーツはMTBやロードレーサー用に求めざるを得ません。シマノさん、その辺りを少し考えて下さい。旧XTのシフターの生産継続を是非お願いします。 

【XTラピッドファイヤーが継続生産に】
 XTでもラピッドファイヤーの継続生産。こりゃシマノの完敗ですね。ブレーキレバーがシフトレバーを兼ねたデュアルコントロールレバーへの移 行を“強要”していたシマノですが、それに対するユーザーの不満をうまく救い上げたSRAMのトリガーシフターの普及を目の当たりにして、戦略を大幅変更 したようです。

 それにしても、シマノは製品戦略を少し誤りましたね。ラピッドファイヤーからデュアルコントロールへシマノが動けば、ユーザーも皆ついてくると思ったの でしょうか。ラピッドファイヤー・タイプのXTシフターについても、最初から継続生産を明言していれば、私も含め少なからぬ人がSRAMのトリガーシフ ターに興味を持つこともなかった気がします。逆に言うと、SRAMはうまくシマノのマーケティングの隙を突いています。





【シフターをSRAM製品に変更】
 リアディレーラをシマノ非互換のSRAMのXOに変更したのに伴い、シフターもSRAM製品に変更しました。リアディレーラより1つグレードを落としたX9トリガーシフターです。今まで、リアディレーラよりシフターのグレードが低い組み合わせはおかしいと書いておきながら、この始末ですから言い訳が大変です(苦笑) このシフターは、同じSRAM製品でシマノ互換のロケット-トリガーシフトと同じグレードで、引きの量が違うだけです。シマノでいうとXTシフターのライバル製品です。

 これまで使っていたXTシフターに比べてフィーリングが全く異なるので、ちょっと驚きました。トップノーマルのリアディレーラを引く場合、シマノですとシフトダウンは3段飛ばしまですが、 このSRAMのシフターは5段飛ばしまでできます。それはいいのですが、インデックスのカチッという感覚が全くありません。まさに、ずるっと変速する感じ です。

 一方、シフトアップはシマノ製品に比べガチガチで、バッチンと変速します。つまり、シマノ製品がシフトダウンとシフトアップの際の違いを少なくしようと しているのに対して、SRAM製品はそうした配慮が全くありません。私の感覚では、XTシフターに比べX9トリガーシフターのクオリティはかなり落ちます。性能を求める方はシマノ製品にするか、SRAMならグリップシフトにした方がいいでしょう。

 X9トリガーシフターの外見上の最も大きな特徴は、インジケーターがクランプ部に内蔵されていることです。見にくそうですが、実際はそんなことはありま せん。それと、シフトダウン用レバーもシフトアップ用レバーも親指でのプッシュが基本ですが、シフトアップ用のレバーには工夫があり、親指でも人差し指で も操作できます。ただ人差し指での操作は、指の腹で引っかくような不自然な操作になるので、あまり実用的な気はしませんが。





【ライト】
 現在Pacific-18で使っているライトは、キャットアイのHL-EL 500です。LEDライトですが、とても明るいです。道に異物や陥没が多いところを走る私にとって、道路を照らせるのがライトの第一条件。このため、LEDモデルにはこれまで見向きもしませんでしたが、十分に明るいと聞いて購入しました。実際に明るいです。電池も長持ちするし、これなら使えます。

 これを買うまでは、同じくキャットアイの“往年の名機”HL-500IIを使っていました。マイクロハロゲン球を使ったライトで、とても明るくてよかったのですが、電池の持ちが悪いのには閉口していました。単三アルカリ電池4本で3時間くらいしか持たないので、休日出勤の夜間走行(2時間少々)を1回すれば終わりです。不経済なので蓄電池に替えましたが、毎回充電するのは不便でした。

 このHL-EL 500を購入したことで、こうした問題は一挙解消です。単三アルカリ電池4本で公称60時間とのことです。話半分でも30時間なので、電池交換や充電のわずらわしさから開放されました。遅ればせながら、LEDの時代を実感しました。

 ただデザインは微妙です。それにしても、トレロックのサイクルコンピュータと存在感を競っていますね。革サドルを中心にレトロ調でまとめたPacific-18には、なんとか許容範囲でしょうか。とてもロードレーサーでは使う気にはなれません。




【バックミラー】
 Pacific-18のバーエンドバーをカーボン製のものに替えて、困ったことが一つをありました。それは、バックミラーを取り付ける箇所がなくなった ことです。普通のエンドバーを使っていたときは、ミラーはエンドバーのエクステンションとして取り付けていました。つまり、エンドバーのキャップを外し、 そこにミラーを付けていました。

 ところがカーボン製のエンドバーでは、パザッツの製品であろうと、コントロールテックの製品であろうと、そうした取り付け方は不可能です。ミラーを常設 しているロードレーサーと違い、Pacific-18ではさすがにミラーをいつも付けようとは思いません。しかし、休日出勤などで都心へ行くときは、車の 接近を察知できるミラーは私には不可欠。あるとないとでは心理的負担が違います。

 私がPacific-18で使っていたミラーは、ブラックバーンの「ML1000」という製品で、視野が広くとても気に入っています。ただ、エンドバー やハンドルに差し込んで使うタイプのため、エンドバー以外では付けるところがないなと思っていたのです。でも、突然思い付きました。今使っているタイオガのハンドルは独自の形状ですが、写真を見てください。ここに付ければよかったのです。

 さすがに、この位置だと自分の体で視野が多少狭くなります。しかし、十分にミラーとしての役割を果たし てくれるますし、ハンドルの内側に納まるので、狭いところをすり抜けるのにも好都合です。ただ、デコチャリ感満載ですね。でも私は、デコチャリっぽいのは嫌いではありません(笑)。普段はともかく、休日出勤などで都心に今後都心に行くときは、この付け方でいこうと思っています。


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