【SPDサンダル】
2004年の夏も、このサンダルにはお世話になりました。シマノのSH-SD60B、MTB用のビンディングペダルに対応したサンダルで、夏の走行にはこれしかないというぐらい気にいっています。
ロードレーサーもPacific-18も、現在はペダルにMTB用のSPDを使用していますが、このサンダルを使いたいがためにSPDにしたと言っても過言ではありません。
何が良いかというと、とにかく涼しい。理想のペダリングができると、つまり引き足を使うと、サンダルの底と足の裏に隙間ができて風が通ります。肝心のホールド感もそこそこあり、サンダルのデメリットを感じません。ただ、デザインがダサいのと、サイズがアバウトでむやみにデカイのは難点ですね。
【リアサスペンション】
後部のサスペンションは、標準のエラストマーからサイクルハウスしぶやのリヤスプリングに交換しました。このリアスプリングは、Pacific-18やBD-1に乗っている人たちの間では定番ですね。フロントサスのスプリングを純正オプションのハードタイプの赤に替えた関係で、リアスプリングも赤を選びました。
乗り心地は、スプリングらしく少しポワンポワンになりました。Pacific-18だけのときはそれほど感じませんでしたが、ロードレーサーに乗り出して、その“固さ”に慣れてくると、このポワンポワンな感じを強く感じるようになりました。だからと言って、嫌な感じではありません。ロードレーサーと違った乗り味で面白いです。ただ、リアスプリングはもう少し固くてもいいかなと思います。
見た目は、なんとなくサスらしいですね(笑)。エラストマーはどうしても安っぽいので、見栄えは大きく改善しました。ただ、フロントのスプリングの赤と微妙に色合いが違います。作っているところが違うのだから、仕方はありませんが。
【シートクイック】
これはタイオガのシートクイック「SPS008」で、ピン型レバーがとても良いです。このピン型レバーはネジになっており、本体から簡単に外すことができます。自転車から離れるときは、このレバーを外してしまえば、完全ではないですが、サドルやポストの盗難予防・いたずら予防になります。
ホイールのクイックレバーも同じタイプのものが出ており、私のPacific-18では3点セットで使っています。ホイールの方はピン型レバーを外してあります。パンクでもした場合は、シートクイックのレバーを付けてホイールを外せばよいからです。この製品は、クイックリリースの便利さと防犯を両立させた、とてもよい品ですね。
【キックスタンド】
BD-1とは異なり、Pacific-18にはキックスタンドが標準装備されています。ですから、原型をとどめないほど改造してしまった私のPacific-18では、このキックスタンドはヘッド小物と共に唯一の生き残りと言えます。ただ、キックスタンドはこれまで、付けたり外したりしてきました。必要か不要か、微妙なところがあったからです。
ロードレーサーやMTBにはキックスタンドは不要です。一方、ママチャリにはスタンドがMUST。では、スポーツ車タイプの折り畳み自転車には必要でしょうか?
基本的には要らないでしょう。それに、Pacific-18に付属するキックスタンドは、クイックリリースのシャフトのネジと別のネジを使って2カ所で固定します。従って後輪を外すときには、クイックとは行きません。
しかし、外すと立てかけるとときに小口径の弊害が出て案外不便です。ロードレーサーなら、どこにでも簡単に立てかけられますが、小口径のPacific-18では、うまく立てかけれないとホイールがくねくねと動き、結構面倒です。結局、後輪を外すことよりも、自転車を止めることの方がはるかに多いということで、今はキックスタンドを付けています。
ところでホイールをブラックホイールに交換したら、ホイールの位置が微妙に変わったのか、ネジ穴の位置が合わなくなりました。それで金ノコで溝を切ってネジが止められるようにしました。ハンドルもそうですが、アルミ製品は簡単に切れますので、助かりますね。
【ささやかな工夫】
Pacific-18やBD-1のハンドル・ステムを折るヒンジのところにあるボルトにローレットナットを付けています。このボルトは、クイックリリー スレバーにつながっていて、通常のナットで固定されています(Pacific-18やBD-1のオーナー以外の人には何のことか分からないかな)。通常の ナットだけではチープな感じがするので、ローレットナットを取り付けたわけです。実用上は何の意味もありませんが、チープ感はなくなりました。