【サドルの交換】
 MTBのAttitudeXのサドルを、ボントレガーのFS2000からセライタリアのSLRに変えました。カッコいい! とても良いです。MTBに薄型のサドルはどうかと思ったのですが、やはりサドルはどんな自転車でも薄い方が素敵です。

 タイオガのマルチコントロールライトや、今ブレーク中のフィジックの前後に長いあのサドルも検討しましたが、もっともオーソドックスなものに落ち着きました。ロードレーサーにサンマルコのASPIDEを使っている関係で、そのライバルとされるSLRを使ってみたかったというのもあります。

 このSLRは、比較的安価なSLR-XPです。上位版のSLR-TITANがカタログ値で135gなのに比べて、SLR-XPは165gとわずか30g 重いだけです。しかも、ショップの実測値では20g超の差しかありません。レールの素材の差が強度などにどれだけ影響するのかは分かりませんが、約 2000円の価格差ですから迷わずこちらを選びました。

 最初乗ってみたときは「ASPIDEより硬いかな」と思ったのですが、1時間ほど乗ると硬さの面ではほぼ同じイメージになりました。サドルの後部が反っ ているASPIDEに比べ、SLRはお尻を前後に動かしやすいので、MTBにも向いていまね。2時間以上乗ってもお尻は痛くなりませんでしたから、このサ ドルも永く付き合えそうです。鍛えてくれたプジョー・サドルよ、ありがとう!(^○^) 

【サドルバッグ】
 サドルバッグをSLR-XPに替えたら、トピークのエアロウェッジパックの“大”がしっくりくるような気がしてきました。皆さん、いかがでしょう。大き なサドルバッグはカッコ悪いというのが定説ですし、実際ボントレガーのサドルのときはもっちゃりした印象でした。それがSLR-XPの組み合わせでは、妙 にピッタリです。このサドルバッグも2度目のお蔵入りを免れたようです。




【サドルの変形】
 革サドルは使えば使うほど、お尻に馴染んで快適になります。折り畳み自転車のPacific-18の付けているブルックスの革サドルも、最近では私のお尻の形に完璧にフィットし、ペラペラの薄型サドルとは雲泥の差の乗り心地を生み出しています。ところが、そのペラペラの薄型サドルまでがお尻の形にフィットするとは知りませんでした。

 MTBのAttitudeXに付けているサドルはセライタリアのSLRで すが、このSLRが変形していることに最近気が付きました。よく見ると、私のお尻の当たるところがへっこんでいるではありませんか。快適性を犠牲にした硬 いサドルですので、まさかお尻にフィットする形になるとは思いもしませんでした。ネットで調べるとSLRは、そういうものらしいですね。

 で、快適性が上がったかというと、全く変わりません。しかし、自分のお尻の形に変形してくれると、なんとなく愛着も出てくるものですね(笑) ちなみに、ロードレーサーに付けているSLRのライバル、サンマルコのASPIDEは全く変形しません。




【スパイダーサドルを導入】
 タイオガのスパイダーサドルを導入しました。実は、発表当初、こりゃスゴイと思ったのですが、あるショップで現物を見て、質感の安っぽさに幻滅。それっきりになっていたところ、同じKLEINのAttitude乗りで、以前から情報交換させていただいているオンダさんが愛車に導入されたのを見て、バイクに取り付けたときのカッコ良さに再び感動。いつかは買おうと思っていたところ、ウエムラパーツの東京でのバーゲンで見つけ買ってしまいました。

 さっそく試しました。MTBのAttitudeXに取り付け、野田の三ケ尾あたりを中心に東葛の野山を43kmほど走ってみました。

 もちろん、この手のペラペラのサドルはレーパンの着用を前提にしているので、私のようにレーパンを着ない人のインプレは、汎用的ではありません。それを前提にお読み頂きたいのですが、このサドル、座面が網なので、座り心地はやはり「網の上」です。そのうえ、よく滑るので、慣れるまで少し時間がかかります。

 こうした感覚は、これまでにない違和感です。しかし、軽量サドルはどんな製品でも、何らかの違和感があり、その意味では想定の範囲です。問題はお尻が痛くならないかですが、全く問題ありませんでした。網の座面とはいえ、よく滑るので、圧迫される箇所が微妙に変わるからか、サドルに長時間圧迫されることから来る鈍痛は、全く感じませんでした。強いて言えば、網ゆえのチクチク感があるぐらいでしょうか。

 ただ私の場合、鋼鉄のお尻を持っているため、今までどんなサドルでもOKでした。ですから、並みのお尻の人なら、レーパンなしではチクチク感が激しい痛みになる可能性もありますので、ご注意ください。あと、このサドルはものすごくしなるのですが、その感覚はグッドです。ハードテールバイク特有の突き上げも、緩和される感じですね。

 見た目は予想した通り、質感の安っぽさが、バイクに取り付けると逆にスパルタンなカッコ良さに変わりました。まあ好みの問題ですが、私はすっかり気に入ってしまいました。

 ちなみに、ご覧のように後部に2つ赤色の“アクセント”があります。最初は「なんて趣味悪なんだろう」と思っていたのですが、少しして気付きました。

 輪行のとき、ホイールを外して、リアエンドとサドルを下にして輪行袋に収納します。つまり、この赤のアクセント、というかゴムは、その際にサドルが傷付かないようにする配慮なんですね。タイオガさん、なかなか心憎い気配りです。でも、このゴムの色、あまりに安っぽいです。なんとか、ならんものですかね。




【スパイダーサドルの意匠】
 スパイダーサドルをよく見ると、中央にクモが描かれているではありませんか。なるほど、サドルの座面の網がクモの巣という意匠ですか。開発した連中は完全に遊んでますね。質感同様の安っぽさですが、そのデザイン感覚、結構好きです(笑)




【スパイダーサドルを黒から白に交換】
 サスを真っ白なマルゾッキの「MARATHON CORSA SL WC」を導入したため、サドルも今流行りの白いサドルに替えたくなりました。今までタイオガのスパイダーサドルを使っていたのですが、今回買ったのは・・・やはりスパイダーサドルです(笑)。だって、このサドル、凄くカッコイイのです。そして白は、今までの黒より格段に素敵です。

 白と黒のスパイダーサドルを並べると、上の写真のような感じです。形は全く同じですね(当たり前か、苦笑)。それにしても、サドルの色を変えただけで、バイクの雰囲気が大きく変わるものなんですね。素晴しい! そうそう、白のサドルは汚れが付きやすいですが、このサドルの素材はカーボネイトとかいうナイロンの親玉なので、汚れを気にする必要もなさそうです。




【シートポスト】
 AttitudeXのシートポストをトムソンのEliteに替えました。このトムソンのシートポストって、使っている人から悪い評判を聞いたことがありません。超定番と言ってもいい品ですね。

 AttitudeXに元々付いていたのはボントレガー製品で、セットバックのある1本締めのタイプです。いずれはカーボン製品にでも交換しようと思って いたのですが、急いで交換しようと思っていたわけではありません。しかし最近、調子の悪いときにハンドルが遠く感じることがあり、ポジションを見直そうと したのがシートポスト交換のきっかけです。

 要は、ハンドルとサドルの距離を1.5〜2cmほど近づけたかったのですが、ステムを90mmのITMミレニアムに交換したばかり、これ以上短いステム を使いたくありません。サドルを前に出せばいいのですが、シートポストのヤグラを後にオフセットしておきながら、サドルを前に出すというのはどうも不合理 で、私の美意識にも合いません。

 そこで、セットバックのないシートポストを導入することにしたのですが、そうなると必然的にトムソンのEliteに落ち着きました。購入してみて、皆さ んが激賞する理由が分かりました。写真では分かりにくいですが、仕上げとても美しく、その割に価格もリーズナブルです。2本締めですのでサドルの調整も容 易。かつ重量も223gとそこそこ軽量です。

 製品のクオリティは、同じ2本締めでセットバックのないPacific-18のシートポストと比べると一目瞭然です。MTB用のアルミ・シートポストは これしかない! ほかの皆さんと同じ感想を持つ逸品です。ただ、このシートポストの価格は一体どうなっているのでしょうか。定価で売るショップの方が安売りのネットショッ プより安い、という奇妙な現象が起きています。

 ちなみに、このシートポストを導入した結果、ポジションがベストになりました。何時間乗っていても疲れないような気さえします。まあ、気のせいでしょうけれど(笑)




【シートクランプ】
 AttitudeXのシートクランプを取り替えました。まあオリジナルのやつでも問題はないのですが、シートポストを締め付ける際には、締めて も締めても、まだ締まるといった感じで、剛性の弱さが少し気になっていました。でも、AttitudeXのシートクランプのサイズは36.4mm。ほとん どのシートクランプは34.9mmどまりで、合うやつはなかなか見つかりませんでした。

 結局、このサイズがあったのはサルサのLIP-LOCKだけでした。しかし、このLIP-LOCKはシートクランプの定番らしく、取り付けてみてビック リしました。見ての通り頑丈この上なく、精度も高いようで一発で締まります。オリジナルのシートクランプやロードレーサーに付けたIRDのスティングレイとは雲泥の差です。驚きました。

 問題はデザインで、これは微妙です。まあ一応、色をシルバーにしたことで、XTクランクセットとコーディネートしたつもりです。




【シートクランプをブラックに交換】
 サルサのLIP-LOCKは素晴しいクランプですが、どうもシルバーはAttitudeXのフレームに似合っていないような気がしてなりませんでした。それで我慢ができなくなって、ブラックのLIP-LOCKと交換。全くの無駄ですが、このブラックがバッチリ決まりました。人が見れば「何が違うのか」と呆れられることでしょうが、本人にとってはこの色の違いは大きいです。「わぁーカッコイイ」と一発で気に入ってしまいました。



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