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<第16章>

給食の分配



ここでは、給食の分配作業(第9章B参照)についてお伝えします♪
 
神戸市の支援により、避難所では1日3食の給食が避難住民さん、当校の教職員、神戸市災害対策本部(行政さん)、兵庫県教職員組合、連合組合、医療チーム、ボランティアに、各自の活動時間に応じて1日1〜3食が支給されていました。 
私の場合は、朝夕は実家で食べていましたので、給食は昼食分だけを頂いてました。 
 
避難所に給食が届いたら直ちに行政さんとボランティアが避難所内の各住民グループ別&↑の各組織グループ別に必要人数分の給食を仕分けするのですが、3月に入り、震災直後から日が経つにつれて給食のメニューが増え、それに伴って約1000人分の仕分け作業は複雑になって行きました。 

主な給食メニューは次のとおり。 
お弁当、パン各種(あんパン、クリームパン、メロンパン、ソーセージーパン、デニッシュ、揚げパン類、食パン他)、飲み物各種(牛乳、フルーツ牛乳、コーヒー牛乳、野菜ジュース、麦芽飲料他)、インスタント味噌汁、※マーガリン、※ジャム、※サラダ、※ゼリー類、※果物(グレープフループ、りんご他)。 
これらが朝夕日替わりで配給されていました。 
 
神戸市は3月下旬になって、当時余り始めていた給食の支給数を減らすと同時に1人当たりの給食予算を1日500円→800円台?に引き上げ、栄養の充実化に力を入れるようになりました。 
それで登場したのが↑の給食メニューの中の※印の食品です。 
 
聞いた話ですが、震災直後はボランティアが住民さん個々に食事を配っていたのが、避難所住民さんがグループ組織化されてから各班の給食当番が班を代表して給食を受け取りに来るというシステムが出来上がったとのことです。 

ちなみに私、この作業は1〜2回程度お手伝いしただけでした。
尚、給食を搬入していたのは、各社宅配便業者でした。 


  

  

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