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<第28章>

心に残る言葉 from 住民さん



ここでは、避難所で出会った避難所住民さんの“心に残る言葉”を端的に列記します。
3月下旬、親しくなった何人かの住民さん達からそれぞれの場面で伺いました。 
 
Aさんより
私らはタダで学校に泊めてもらい、食事もさせてもらって、本当にありがたいと思ってる。
良い人生勉強をさせてもらってる。 
 
Bさんより
廊下で寝ていたので、夜中に何人かのお年寄りがトイレに行く度に目が覚め、また、お年寄りがなかなかトイレから帰って来ないので、無事に戻って来るまで起きていた。
それで、2ヶ月間位(廊下から教室に移るまでの間)はずっと不眠だった・・。
住民が住民の看病をした。○○さんが一生懸命寝ずの看病をしたお蔭で一命を取り留めた高齢者は多い。
人生はな、「一寸先は闇」やで! ほんとやで!
※これらの言葉を下さったBさん、私が避難所を去るときにメッセージ(画像)をくださいました。 



クリックしてご覧下さい

Cさんより
ワシのカネは腐っとうけどな、人間も腐り切っとうけどな、遠いところから来てくれているボランティアの人に『この土地の人間が冷たい』と思われんよう、ワシもこれから何かやろうと思っとるんや〜!
※3月下旬になってこの言葉をしみじみ私に語ってくれたのは暴力組織関係?の男性で、3月初旬は、私がその人に会釈をしても敵対的な態度を見せていたのに、いつからか 私を見れば「polkさん、polkさん!」と声を掛けてくれるようになりました。 
そして、私達ボランティアにケーキや果物を差し入れてくれたり、私を含む遠方から来ていたボランティアにはお餞別まで下さったのでした。 
彼は当初、避難所の住民リーダーさん達にナイフをちらつかせながら敵対していたそうですが、リーダーさん達の連携による働きで、敵対しなくなったのだそうです。 
その彼がボランティアに感謝を表すようになったのもその頃なのでしょうか??
根は優しい人だと思います。 
私が避難所を去る日にその人が、「polkさんと記念撮影してもらおう〜♪」と言って、私と腕を組んでツーショット! パチッ☆
シャッターを押したのはボランティアの女の子でした。  
その写真、彼はとってもうれしそで優しそうな笑顔で写っておられます。
彼のあの笑顔、感慨深いものを感じます。。


以上で、〈第26章〉からの〈避難所で出会った方々の印象に残る言葉〉のシリーズを終わります。   

  



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