▼平成18年6月2日(金)13日目
医師の見立ては
ほぼ同じだけれど多少の違いがあるのですね。
5月30日 山口Dr.は一瞬ニヤッとしましたが、鎖骨バンドが緩んでいると言い、当院の小さいサイズを選んでより強くギューーーっと締め付けて、折れて飛び上がっている骨のところへあて板を入れてなるべく動かしてはならぬと引導を渡された。1週間後にレントゲン写真を撮るのでそれまではずさないようにと。(しまった!入浴できないじゃん)
いよいよもって動きが取れなく
なってしまった。先週よりも痛いのはきつく締め付けて骨が引っ張られて動くせいだろう・・・残りの頓服を飲むが、痛いときは痛いものであまり効かない。
午後になると疲れが出て、
とりあえず横に(仰向けにしかなれないが)なる。夜は9時というと眠くなってひっくり返ると寝てしまう。家人はやっと慣れて自分の食事を手際よく済ませてくれるようになった。
昨日は暑かった。
衣服の着替えが思うようにいかないので汗をかいてしまって脇やバンドの下が痒くて孫の手(竹の棒)でゴシゴシ・・
今日は涼しくてありがたい。
姉の家の留守番も終わったので、久しぶりに我が家でゆっくりお魚さんたちに餌をやる。 と、
通りがかりの友達に見つかり
またまた笑われてしまった。人の様子を見て「気の毒気の毒・・」と言いながら「おっかしいねーゲラゲラ"^_^"ゲラ・・・ま、気を付けてねウフフ・・・」(+_+)
左手を吊るす
昔父がやったように右肩から左脇へ輪にした風呂敷をかけて左手を乗っけてみると傷口が動かせないので痛みが少ない。
医療も試行錯誤改善されてきたわけだが今現在の最善と思われる治療を受けやれることをやってみてあとは日薬を待つばかり。
▼6月8日(木)19日目
自然治癒力
これを高めると病気や怪我も早く治るというので、カルシウムが含まれる食材をせっせと食べ、日光に当たり、そして何よりも気持ちの良いのが入浴。鎖骨バンドのままで入っても良いと許可を頂いたのでさっそく・・古いながらも楽しい我が家の温泉に浸かると血行が良くなり、体が軽く浮き上がり至福のひと時なのです。のぼせてはいけないので早めに上がりますが上がるときの体の重さは半端ではない!引力にもろに引っ張られて思わず左側を持ち上げる。この落差が解消されれば良いのだ。
鎖骨バンドの使用注意書き
これには《就寝時には使用しないでください》とある。無意識に動いて骨がバラバラになったらどうするの?恐ろしくてとてもこの注意書きは守れないよー。先生に言ってみたら、「就寝時こそ付けてなきゃア」と、しげしげとバンドの文句を読んで、「ありがとうございます。メーカーに言わなきゃ。」とお礼を言われた。
仰臥位で寝たら最後
朝の目覚めまでひたすら天井を見ているしかなく、お風呂の次に至福の時間(寝ていて自覚はないが)であり、血行障害どころか、バンドが肌から浮いて離れて痛みも無く寝られるのだから《就寝時に使用しないでください》というのは大きな間違いであろう。
5日(月)のレントゲン写真では
あまり変わりは無く、折れたところ同士がくっつく様子は無い。
そうすると、偽関節というものになる可能性が大きいのではないかな?先生は、「折れた骨から出る血液に乗ってカルシウムが出てきて下側の骨とつながればもうけもんだが・・。」私、「はいそうなんですね・・」
インターネットの検索で
鎖骨骨折治癒の経過をあらかじめ知ることが出来たのでうろたえなくて済むのがうれしい。実は、この日記を書き恥を忍んで公表するのも少しでも参考になれればという思いからなのです。内臓ではないし骨と言っても頚椎や脊椎と違って、重大な障害にはつながらないので悲壮感もなく日が経つのを待っている。強いて言えば右利きの右が効くのでつい力を入れて家事をこなそうとして左側にも力が入り、腕や背中やわき腹を筋肉痛が襲うことがある。
気を付けて・・
ということは自重するようにということで、こんな不自由な体で転んだり物を壊したり余分な問題を起こすべからずという注意なのだ。本当に気を付けよう。
ある友のコメント
・・・ホント運動は身体に悪い!私が見ているかぎり、運動神経が良いスポーツマンほど怪我するね。家の夫も始終どっか痛いって言いながらテニスしてるもん。・・・
身体に悪いって、好きなんだから仕方がないじゃん。
運動神経はそこそこだと自負してますけど年齢相応の動きが大事かな。反省してますよ。そういえば回転レシーブは右手からやったことはあったが左手では一度も経験がなかった。
▼6月13日(火)24日目(4週目)
3週間が過ぎた
入浴後に痛みが激しいことがある。きっと動いて傷口が収まるまでが骨と骨がぶつかって痛いのでしょう。ほとんど痛くないときもあるのでその時のちょっとした動きで違いが顕著です。
骨が出来始めたかなぁ?
と先生がレントゲン写真をしげしげと穴の開くよな風情で見ている。このぼんやりしたのがそうかなぁー?来週が楽しみだねえ・・と。もし、骨が出来ない場合は、こういった手術も考えられる・・と図で説明してくれる。手術にならないように煮干や鯵や小魚をせっせと食べてます。帰りにうなぎの骨を買ってきました。
昨日の診察日は始めて裏通りを歩いて行ってみた。
鎖骨バンドが襟元から見えないようにスカーフを巻き帽子を目深に被り、ポケットに診察券と札を入れて荷物は持たない。
途中少しくらくらしたが休み休み気をつけて行く。20分で着いた。喉は渇くし汗が出る。結構気を遣って大変ではあった。帰りはタクシーを拾って安全を期す。
足腰の衰えを防ぐために
思い切ってやってみたが程よい疲れと満足感が得られた。
家の中をぐるぐる歩くよりも気持ちが良いのが第一である。しゃべることは体力を要するのでなるべく人に会わないように目線を足元に、たまに立ち止まって位置を確かめ、障害者にやさしい町はどういうものなのかしらと考えたりして。
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日赤の医師が撮らせてくれました。

ボキッと折れて真ん中に欠片があるのがわかる。5月21日の写真

5月29日・9日目の写真
大分ズレが修正されてきた。鎖骨バンドで固定し引っ張っている効果が表れている。が、欲を言えばもっとくっつけたい。このままつかない場合もあるが手術をしてもつくとは限らないそうである。

偽関節の説明図
赤い色は血液です。
点線の内側に骨が出来てくれば良い
とのこと。
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