▼平成18年6月20日(火)31日目(5週目)
骨が出来てきた!
痛みから解放されるということは骨がくっつき始めたということなのだ!前回のレントゲン写真と昨日のとを見比べて下側にきれいな弧を描いているのが新たなホネ。やはり前回の「これそうかなぁ〜」としげしげと見ていたのはホネだったのだ!順調じゅんちょうジュンチョー!!
で私が一番聞きたいこと
「鎖骨バンドはいつはずせます?」「3年もやってるわけじゃあないから焦るなって・・もう2週間かな」 がくっ そんなに??まあ頑張るしかないか。もっとも「今が大事だよ。ここでまた力が入ってボキッと来たらね。」痛くなければぶんぶん動かしたくなるバカだからもう少し我慢したほうが良いわ。げんにうれしくて布団を干したりでかい洗濯物を振り回して夜になって左の肩が痛たたた・・・右手だけでやっていても力が入っているんだから、いい加減にしろってば!!怒られてもうれしいなあ・・
ジャガイモの皮むき
カレー用に切りたい。ジャガイモとまな板と包丁と右手をどのように使ったら早くきれいに出来るかと大格闘の末かなり上手くなった。つくづく思うけれど右側の骨折であればこの上なく不自由でジャガイモの皮むきなどはあきらめなければならなかっただろう。胸の前まで来るようになった左手だが口まではまだ届かないが左手で茶碗を持って食べられる日も遠くないことを実感する。
暑すぎても寒すぎても
四季のある日本で無事に暮らしていけることは非常にラッキーなことだと思う。日常のどこにでも危険はつきものだけれど不幸にして怪我をしたら季節がとても重要なのだ。暑ければ汗をかく、寒ければ暖房をする着膨れる。他人の介助無しには生きていけない状況になるとその辺の微妙な違いにラッキー度を測ってしまう。今回は季節的には恵まれた。
加えて身近に献身的に支えてくれる人がいる
しあわせに感謝し報いなければと身を引き締める。人はやはり一人では生きていけないものだ。ご恩を忘れてはならない。
年老いて誰かの世話になる場合
世話になることには心から感謝しなくてはならない。過去の辛い人間関係は棚に上げてやさしく介助して上げられる人はほんとうに高貴な人柄だと痛感する。悲しき連鎖を断ち切ろうと努力する人を尊敬し応援したいと思う。世話を受けることは決して当たり前と思っちゃいけません。
▼平成18年6月27日(火)38日目(6週目)
昨日は気温が低く歩くには絶好の陽気
とばかり、医者2軒と大和の役員さん宅周りを一気にこなして充実!!But!帰宅して仰臥位になったとたん右足が攣れてしまった!!焦ってマッサージをしてやっとだまして落ち着いて昼寝2時間。過ぎたるは猶及ばざるが如しなのだー・懲りないバカですねーkobachanちゅう人。
あて板をはずしてくれた。
ギプスの素材の四角いあて板で飛び出していた骨を押さえていたのをはずしてくれた。かなり楽な感じになってまた一歩回復へと進んだことを実感する。友達と電話で話すと、私が運転も出来ないことを始めて認識してくれた。鎖骨がくっつかないと腕が使えないのだよーー。これからリハビリして以前と同様になるまでには半年以上かかるというじゃありませんか。もとどうりにならなくても日常の生活が出来れば良しとします。そういうところはあきらめが早いのよ。
気がつけば半年終り
気がつけば・・♪野にも山にも若葉が茂りあれに見えるは茶摘じゃないか♪♪・・から、家から見える里山もすっかり緑色におおわれている。1ヶ月ぶりに歩いた散歩道にも野の花が咲き乱れていた。足元に小さなちいーーさなピンク色の月見草が揺れてこっちをみていた。思わずこみ上げてきてありがとうねと話しかけた。脳梗塞らしいおじさんがその傍らをゆっくりと通り過ぎていく。「今日は涼しくて楽だねぇ」「ほんとうにそうですねぇ。」障害を持つ人には実感なのである。「おじさん、気をつけてね。」「あんたもね。」(*_*;
▼平成18年6月29日(木)40日目
お風呂に一人で入れた!
日に日に出来ることが増えていく。鎖骨バンドをはずしてもらえば入浴も一人で出来るようになり、温まった状態で左腕を静かに上へ横へ後ろへとリハビリの真似事をする。使わなくて落ちた筋肉はきちんとリハビリをしないと先々困るというからきちんとやろう。
両手で洗い物が出来た!
ガチャガチャと片手でやって、台布巾も片手で絞って右手が強くなったかな?両手で自然に出来る事態にびっくりする。バンドが脇を締め付けるから長くは続かないが休み休み・・両手の指先で顔も洗えるではないか!当たり前のことができるしあわせよ。
梅雨の晴れ間は布団干し
バンドを緩めにしてもらっておいたのでしごく動きが良い。こんな日は大好きな布団干しだーー。慎重に慎重に左腕をかばってやる。太陽ってすごいものだ。今更ながら日と水と土という自然に驚嘆する。
▼平成18年6月30日(金)41日目
今日は涼しい
6月も終りだ。朝から悲しい知らせが入った。従弟がガンで死んだ。発症から7年だった。2cmほどの早期胃ガンと言われていたがガンはやはり怖い物である。先月まで勤めに行き頑張りぬいた彼の冥福を祈り、この半年を振り返る。骨折はそのうちに治るからいいよ、ガンと闘うことのほうが余程つらいものだもの。それにしても最期まで良く働いて偉かった、私よりも若い彼。
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日赤の医師が撮らせてくれました。

ボキッと折れて真ん中に欠片があるのがわかる。5月21日の写真

5月29日・9日目の写真
大分ズレが修正されてきた。鎖骨バンドで固定し引っ張っている効果が表れている。が、欲を言えばもっとくっつけたい。このままつかない場合もあるが手術をしてもつくとは限らないそうである。
骨の説明図 6月19日
青い線に沿って骨の新生が認められる
手術は回避された。万歳!!

鎖骨バンドは自分でははずせないよ
うに出来ている。
なるべく胸を張って肩をいからせている。

あて板をはずしてすっきりした。

左腕はまっすぐに伸ばして水平まで
上がるが上腕の筋肉がかなり痛い。
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