朱烈男爵(しゅれっだんしゃく)・・・(第43話)タケル達が「カオス撃退の方法」の解読をするのを阻止するために、ポーカードが悪魔召喚の儀式で呼び出した悪魔。始めは小さかったが、「カオス撃退の方法」を食べたのち、周りにある本や紙を食べて巨大化、ついには、ビルよりも大きくなって、紙を求めてオフィスシティをさまよい歩き、街を破壊し始める。大きくなった朱烈男爵の体の回りにはたくさんの短冊状の紙がはえて、それを伸ばして攻撃する。食べる本や紙に対しては、古い紙が嫌いであるようだが、「カオス撃退の方法」の本だけは、ポーカードに命令されていたので、嫌々食べていた。タケルは、朱烈男爵を止めようとして立ち向かうが、攻撃はきかなかった。大きくなっても、体の中には、小さいままの朱烈男爵がおり、それが弱点であることをカンジーが千里ゴーグルで発見したが、そこに攻撃が届かないのでうまくいかなかった。街の中心にある書類の配送システムの様なものに触れて、火がついた朱烈男爵は、周りの紙が燃えて、本体が現れるかに思われたが、オフィスシティの緊急消火装置で火が消されて、さらに暴れた。そこでタケルが考えた作戦は、朱烈男爵を街の外に連れていって、そこで、ゼウス船の天聖理力砲を発射して当てる、というものだった。ポーチは、ミニ鳩ポリスとともに紙をばらまいて、朱烈男爵を街の外へ連れ出し、カンジーは、寝ているゼウスを起こして、天聖理力砲のエネルギーチャージを始める。そして、肝心の発射直前、ゼウスがくしゃみをして、空気のかたまりのようなものが発射され、朱烈男爵に直撃、そのまま朱烈男爵は空のかなたに飛んでいった。その後、空にいる朱烈男爵がばらまいていた紙を、バカラ達が次界卵のある雲であると勘違いしてガスベラスで突っ込み、ガスベラス内は、紙でうまってしまった。
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