天源核(ビッグバン・コア)・・・カオス拡散の時に、ゼウスが何はともあれと、持ち出したもので、タケルだけが使いこなせる謎の玉。タケルはこれをブーメランにはめ込むことで、ブーメラン「タケルスペシャル」を完成させた(第2話)。これを使うと、悪魔をその玉の中に吸い込んで、やっつけることができる(ようだ)。また、この玉を使って、ポーチの周りにバリアをはる、などという技も繰り出していた(第6話)。悪魔に魂壺があるように、天使にとってはこの天源核が魂壺なのかも知れない、というのは、ピンゾロイドの推測。また、第16話では、W仏KING(悪魔バージョン)の命令を受けて、絶メッ鬼が、カンジーを人質にしてタケルからこれを奪った。また、この時、W仏KINGが絶メッ鬼に与えた封印シールドによって、天源核がきかなかった。天源核を作ったのはW仏KINGである。第25話でヘッドロココの羽とタケルスペシャルが合体してできた新ブーメラン(コアブーメラン)は、普段は天源核及び折り畳んだ形をしているが、使用時にはブーメランの形に変形する。第26話では、天源核と、アズールの持っている魂壺のかけらが引き合って、合わさった瞬間、カオスにひずみができる程のとてつもないエネルギーを生じていた。第27話のアズールの言葉によれば、「敵を倒す度に、魂壺のかけらは成長している。天源核が形を変えたように、この剣も成長しているんだ。2つが完全な成長を遂げたとき、途方もない力が生まれる。」そうである。第48話では、霧深き谷の結界で天源核と闇王核が輝き出し、結界が開かれた。次界胎后ノヴァの言葉によれば、2つの核は結界を開くカギ(「時の証」)であり、この後も、結界内のゴルフのグリーンのカップ(アラクネの谷への入り口)にゼウス船が吸い込まれるように入っていく時にも、この2つが輝いていた。
次界胎后ノヴァに、天源核がW仏KINGによって作られた善の心の結晶であること(そのため、タケルの心に連動して、力を発揮していた)、天源核と闇王核が次界卵の種子であり、2つの核をノヴァの胎炉に入れて、融合させることで、次界卵が生まれる、ということを告げられたタケルは、ノヴァに天源核を託すことにする。こうして、ノヴァの中に天源核は取り込まれた。と同時に、タケルは自分の最大の武器を失うこととなる(第49話)。
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