カオス・・・邪悪エネルギー。これを封印していた聖蓋(たが)がはずれたことにより、カオスが広がり、悪魔を活性化させたため、天使と悪魔の協調のバランスがくずれてしまった(新紀元・和合1999年の出来事)。スーパーゼウスや、シャーマンカーンは、このカオスにのみこまれた時、肉体を失ってしまったため、魂しかなく、ものにとりつくことで実体となっている(Z化)。悪魔にとっては、このカオスは、活動のエネルギー源でもあるようで、これで世界を覆い尽くそうとしている。カリスマデビルXは、カオスが世界を覆った時に、自分は完全復活する、と言っており、実際、バカラ達悪魔にカオス拡散を遂行させている。また、カオスは自然破壊も引き起こしており、サファリゾーンのサバンナは、貴重な自然である(第23話)。ヘルスゾーンで蛇愚爺が流したカオス風呂は、タケルの力を奪い、動けなくしている。この時のバカラの話では、カオスを浴びた天使はパワーダウンしてしまうそうだ(第24話)。第26話では、天源核と魂壺のかけらが合わさったときに生じたエネルギーで、カオスにひずみができた。第35話では、ポーカードが、カンジーから次界卵のありかを聞きだすために、カオスが渦巻く魂壺の入り口に、カンジーをつるしていた。ポーカード曰く「天使族にとってカオスを浴びることはすさまじい苦痛」らしく、カンジーもそのカオスによる苦痛で苦しんだ。が、魂壺の中にいたシャーマンカーンの力を借りて、カオス渦巻く魂壺の中から脱出することに成功する。シャーマンカーンの言葉によると、カオスに飲み込まれた天使は、全て魂壺に行き、肉体、魂を奪われ、核に取り込まれるらしい。第40話では、カオスのせいで、ダンスコンテストの参加者が減っている。第43話では、「カオス撃退の方法」なる本を図書館で発見したカンジーであったが、古代文字で書かれてあって読めない上に、ポーカードが送り込んだ朱烈男爵にその本を食べられてしまったので、結局何が書いてあったのかはわからなかった。第47話では、OBゾーンが、カオスに覆われてしまっている様子が見られる(支配率100%)。これは、蛮蚊ー!達がこのゾーンを襲って、1発IN王達を倒し、カオスを広めたためである。その後、各ゾーンに対する悪魔達の攻撃は激しくなり、カオスの支配力が増し、ゾーンが次々と壊滅していき、聖魔和合界がカオスの支配下に沈んでしまった。(辛うじて残っていたのが、湯あみ天女が湯煙のシールドをはっているヘルスゾーンであったため、全天使達は、カオスから逃れるために、カオスから後退中のオゾンシールドの傘に乗って、ここへ避難する。)。カリスマデビルによれば、カオスは彼の意識かつ細胞であり、光に満ちた聖魔和合界を闇が食らい尽くす時、世界は彼と同化するらしい。(第48話)
カリスマデビルは、魂壺と融合して、天使や悪魔達の魂をカオスに取り込むことで、自らの肉体を再生していたのであり、そのカオスと聖魔和合界が同化したことによって、カリスマデビルは超聖神をも超える力を手に入れた(本人曰く)。デビルはカオスから、剣を出したり、バリアを作ったり(第51話、第52話)と、カオスを自在に操ることができる(第51話)。第52話でも、アズールに刺された傷をカオスによって回復させている。「カオスある限り余は不滅」(byカリスマデビル)なのだそうだ。しかし、天使、悪魔達の思いが込められたブーメランでデビルが倒れ、カオスは消滅した。とともに、カオスに取り込まれていた天使達、悪魔達の魂が解放され、復活した。カオスで活性化されていた悪魔達も、皆元に戻ったと思われる。こうして、再び天使と悪魔の協調の時代が始まった(第52話)。
カオス支配状況の変化
- (第22話)・・・聖魔和合界の約60%がカオスの支配下に。
- (第26話)・・・70%がカオスの支配下に。
- (第45話)・・・78%がカオスの支配下に。
- (第48話)・・・既にOBゾーンの100%がカオスの支配下になっていた。
- (第48話)・・・聖魔和合界がカオスの支配下に沈む。(ただしヘルスゾーンだけは湯煙シールドの力で残っている。)
- (第51話・番外編)・・・御神籤仙人の月は、カオスに飲み込まれることなく飛んでいる。
- (第52話)・・・デビルとともにカオスは完全に消滅。
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