日時:1998/09/05(土) 19:00
場所:渋谷Egg-man
出演:長崎萠/大森彩乃/北原マヤ/武藤秋人
スタッフ参加:森谷密/橋本遊/竹中伸一郎
客参加:南乃苑
□開幕前
18時渋谷着。すでに天使長ボイドさんと櫻井仮名さんが来ていた。
上から螺旋階段下を覗き込むと、神沢さんが受付をやっていた。ボランちゃんの姿も見える。
ちぇっ、ゆーちゃんじゃないのか。
そう思っていたら、朝倉先生と社長が遊星王女を引き連れて、螺旋階段を登ってくる。
ひーちゃんの出で立ちは、白いポロシャツに、ちらりと覗く胸元にはネックレス。下は白黒の迷彩調のホットパンツに、そこから伸びる素足は健康的。足元はショートソックスにスニーカー。今日はボーイッシュな格好でキめている。なんか久々かも(笑)
そのひーちゃんを、路線階段の上から、
「ひーちゃん、ひーちゃん(^^)」
と呼んでみる。階段よりかなり上の位置なので、意識して見上げない限り、絶対に認識されない場所だ。
案の定、私の声に気づいてほぼ真上を見上げたひーちゃん、
「うわあ、びっくりした〜(^^;」
そりゃ、そうでしょうねぇ(笑)
なお、ゆーちゃんは、また「妊娠したの?」とからかわれそうな(笑)、マタニティドレスであった。
4人は駅の方に向かって歩いていくが、開演を1時間後に控えた今さら、一体どこに行くというのだろう?
その後、ノンノンさん、春里ねこまんまさん、kenさんらがやってきて、整列が始まる。今回は入場時に料金を支払うシステムにしたらしい。
開場は18時半の予定だったが、少し遅れた。恐らく、売り子たる遊星王女がまだ戻ってきていないからだろう。案の定、社長と遊星が戻ってきてすぐに、受付から上がってきたボランちゃんが客を整列させていたロンリーさんにOKサインを出しに来た。
あれ? 先生は?
と思っていたら、入場した最初の一人の前を歩いて下へと降りていった。ギリギリだなあ(笑)
前の人に続いて私も階段を降りていく。もうすでに遊星王女の声がうるさい(笑)
「500円玉のある方はご協力お願いしまーす!」
その神沢さんの言葉に申し訳なく思いながら1万円札で入場料を支払い、予約ハガキと引き換えにボランちゃんからドリンク券を受け取る。ホールの方に入り、パンフレットを渡してくれたのは竹中さんだ。
今回遊星は、以前やっていた舞台に向かって左側ではなく、客席の後ろの通路で写真の売り子をやっていた。
先に席を確保して下さい、ということだったので、2列目ほぼ中央、ノンノンさんの隣を陣取る。
そして、写真を買いにさっそく列へと並ぶが、
「ねえ、これ、どっちが正しい列?(^^;」
売り場を中央に列が左右に伸びているのだ(^^;
「え〜と、右!」
あうあう(^^; ひーちゃんに私と反対側を示され、右側の列に並び直す私。
さて私の番。
「こんにちはー」
「こんにちは」
写真は3枚500円のものが3組。今回は全てボランちゃんセレクションらしい。
「えーと、セットでください」
全部買うのは必然の理。というわけで、いつもながら会計のゆーちゃんに1500円を支払う。やはり、ひーちゃんに会計を任せるのは危ないかっ!?(笑)
仮名さんが「全部買えよ(笑)」と茶化すので、
「じゃあ、じぇんぶください」(*1)
と、もう使い古したネタを言ってみるものの、
「数えるの面倒だからダメです」
と、ひーちゃんにあっさり一蹴される。あうあう(^^; だから、言いたくなかったんだよなあ(^^;
で、写真をゆーちゃんから受け取ろうとしたのだが、私に渡そうとしたゆーちゃん、ふと思い直したようにその写真をひーちゃんに渡してしまう。そして、ひーちゃんから受け取る私。
「ありがとうございますー」
これって別にゆーちゃんに嫌われているわけではなく、役割分担ってことだよねぇ?(^^;
売り場も混んでるので長話するわけにもいかず、その場はあっさり撤退。やはり、売り子の邪魔をするのはよろしくない。これ、名古屋の教訓(^^; でも、遠くからこっそり見てたりして(笑)
しばらく眺めていて、ようやく人が減ってきたので近くに移動(笑) 大勢の見てるだけの人(客ではない(^^;)と一緒に遊星王女と歓談。相変わらずこのコンビは面白い(笑)
とりあえず、今回は聞き役に徹してみる。これ、名古屋の教訓(^^;
ので、自分からはほとんど話していないので、どんな話題があったか覚えていない(^^;
せいぜい、「買ってくださ〜い」と声を張り上げていた二人に、
「やっぱり、客席に売りに回らないと(笑)」
と言ったくらい。なお、その回答は、
「ここから動いちゃいけないんですよ〜」
とのこと。
あとは、ホントにひたすら聞いているばかりであった。
写真セットの案内に「本日限定」と書かれていることを受けて、
「この写真は“本日限定”ですので。明日、“昨日限定”とかで売りはしませんので(笑)」
というのが面白かったかな(笑)
ついでに(*2)、二人に「遊星新聞」も渡しておく。ゆーちゃんに1号2号、ひーちゃんには以前に1号を渡してあるので2号だけ。喜んでくれるのはもちろん嬉しい(^^) でも、「新聞〜、新聞だよ〜!」って周りに配ろうとしなくていいですから(^^;(*3)
その後、朝倉先生も売り子に参戦し(笑)、最後は「では、撤収〜」ということで、去っていった遊星王女であった。
□開幕
舞台の内容については、9月6日の凱旋公演レポートを参照のこと。
□閉幕後
終演。そういえば、苑ちゃんとソニー松本さんが見に来ていた。
写真はまだ若干枚残っていたような気もしたが(*4)、遊星王女は売り子には立たずにお見送り。でも、二人別々なのはどうしてだろう(^^;
まずは、客席の後ろでお見送りのゆーちゃんにご挨拶。
「ゆーちゃん、おつかれさまでした(^^)」
「おつかれさまでした」
出口に向かって後ろから人が押し寄せてくるので、立ち止まって会話するわけにもいかず(^^;
そのまま人の波に乗って、出口を出て受付へ。そこには神沢さんとロンリーさん、そしてひーちゃんが。
「おつかれさまでした」
と言いながら、すでに用意しておいた(笑)レターと「しらゆきひめ」レポを渡す。
「これ、“しらゆきひめ”です」
「ありがとうございますー」
受け取ったひーちゃん、それを受付カウンターの上に置いて、
「なになに? “昨日寝たのは朝の4時……”」
ああああ、神沢さん、声に出して読み上げなくていいですからっ(^^;;
「この方ですよー(^^)」
ひーちゃんはというと、何やらロンリーさんに私を指している。
「おー、全部読ませてもらったよ(笑) あれだけ書くの大変だったろ」
どうやら、ロンリーさん、「ネコ・サル・バナナ(仮)」を読破したらしい(^^) おつかれさまです(笑)&ありがとうございますぅ(^^)
「懐かしかったよ(笑) ああ、こんなのもあったなって」
「一冊、買いませんか?(笑)」
「いや、もう全部読んだから(笑)」
「じゃあ、ホームページ来てくださいよー。最新版はそっちに載ってますんで」
「おー、そういえばなんかアドレス載ってたな」
というわけで、ここにロンリーさんが来る日をお待ちしております(笑)
その後は、わざわざ作った「海バス」の携帯電話着信音をひーちゃんに聞かせたり(笑)
そこでケータイの話になったところで、ひーちゃんがケータイにつけている長崎萠OFCの会員証の番号(*5)が気になったので聞いてみることにした。前から気になっていたのだ(笑)
すると、ひーちゃん、
「あ、これ違うんですよー(^^; 番号くれないから、プレートだけもらって自分で文字打ったんですー」
おおっと、それは驚愕の事実(^^;
「5000円払って入会しなさい(笑)」
思わず言ってしまう。
YUSEI OUJO
HISOKA MORIYA
1975/06/08
TOKYO JAPAN ところで、プレートには何と打たれていたかというと、右のような感じ。細かくは見てないので、違うかもしれませんのであしからず。
なお、ひーちゃんの持っているケータイ機種は DOCOMO P203、色はスパークリングゴールドになるのかな? 限定色だったような気も。
で、ケータイの話とくれば、次はストラップの話になるが必定(笑)
今つけているのは、「できるかな」のノッポさんとゴン太くんのストラップ(*6)。おお、結構可愛い(^^)
「ノッポさんのついているのがなかなかなくて、探したんですよー」
「どこで買ったの?」
「アルタですー」
よし、明日買いに行こう。
とか思っている男がここに一人(^^;
「そういえば、紫蘇ジュース、どうでした?(笑)」
忘れちゃいけない質問を思い出して聞いてみる(笑) 答えを聞くのが一番楽しみな質問だ(笑)
「一応、飲みましたよ(^^;」
「一応、ですか(笑)」
それでも飲んでくれただけ拍手〜。パチパチパチ〜(^^)
「味はどうでした?」
「んー、紫蘇の入った梅みたいな味」
「あー、そういえば、そんな味ですねー。一応、自分で飲んで、これなら大丈夫だろうなーと思ったからプレゼントしてるんですよ(^^;」
だって、私も紫蘇嫌いですから、ひーちゃんの気持ちはよくわかりますもん(笑)(*7)
「家族で飲んでますよー」
「あれって、コップ一杯飲むもんじゃないですから、ちょびっとずつ飲んでくださいね」
といったところで時間切れ。結局、聞きたいと思って用意していった質問は、緊張のさなかに忘れ去られていた(^^; まいっか、明日で(*8)。
というわけで、最後は、
「ひーちゃん、おつかれさまでしたー」
そして、
「ばいばーい」
手を振って。
ひーちゃんも振り返してくれて。
地上へと至る螺旋階段を登っていったのでありました。
そしてしばらく「イベントの余韻を楽しむ」……って、ただの出待ちじゃん(^^;
もちろんひーちゃんに「おつかれさまでした」と声をかけ、JRで帰るのか、女優陣と一緒に駅方面へと歩いていったのでありました。
それにしても、ひーちゃん、相変わらず大きな黄色のバッグ。もしかして、いつでも家出できるように(笑)、お泊りセットを持ち歩いているのかな?
残された我々というと、牛丼屋でOFF会なのでありました(^^;
日時:1998/09/06(日) 18:30
場所:Egg-man(渋谷)
出演:長崎萠/大森彩乃/北原マヤ/武藤秋人
スタッフ参加:橋本遊/杉山良子/竹中伸一郎
□ストラップ捜索の旅
14時開場の予約ハガキと18時開場の予約ハガキの両方を持っていたのだが、前者はパスすることにする(^^; 売り子に出てくるだけで(2回で)7000円というのもねえ(^^;(*1)
というわけで、今日はひーちゃんのつけていた「できるかな」ストラップ捜索の旅に出ることにする。やはりファンたるもの、同じものをつけておかねば(笑)
ひーちゃんは新宿アルタで買ったと言っていたが、新宿まで出るのも面倒なので、まずは渋谷で探すことにする。やはり、こういう雑貨は東急ハンズが強いかな?(*2)
14時ちょい前、渋谷ハンズへ到着。実は、「小夜曲」の行われているEgg-manはここから結構近い(^^; しかも、開場は14時なので、今ごろみんな並んでいるはずだ(^^;; しかし、様子を見に行ったら捕まってしまいそうなので、近づかないことにする(^^;
結局、ハンズにお目当てのものはなかったので、素直に新宿アルタへGO!
……が、アルタにもない(^^; 売り切れらしい(*3)。
駅そばのヨドバシカメラだかビックカメラだかも探してみるが、ない。こういう普通の流通ルートには乗らないのかなあ、とか思ってしまう(^^;(*4)
その後は、ちょいとアキバに用事があったので、ストラップもアキバで探すことに探すことにする。やはり、怪しいものを探すのはアキバに限る(笑)
しかし、やはり正統派とも思える電器店をいくつか回ってみたが見つからない。
そして、たまたま立ち寄ってみた、怪しげなお店(笑) そこにあったりするものだから、さすがアキバ(笑)
というわけで、ひーちゃんとお揃いのストラップGETだぜ!(笑)
ああ、ファンの鑑だなあ(笑)(*5)
□予想外の事態
アキバで色々と買い物を済ませて、再び渋谷に戻ってきたのは、開場1時間前の17時半頃。
そのときはまだ仮名さんしかいなかったが、続々と知った顔が集まってくる。
そこでしぶかきさんから聞いた一言。
「ひーちゃん、いなかったよ」
……………………え?
そ、それは予想外の事態だ(^^; ゆーちゃんは来ているらしいが。
途中から来るとも思えないし、このとき私が考えていたことは、「3500円も払って、15時からの回に来なくて良かった〜」であったりする(^^; まあ、18時半からの回は千秋楽ということで、ひーちゃんが来ないとわかってても行きましたけどね。
さて、18時に無事開場。雨がぽつぽつと降っているのは、やはり萠ちゃんが雨女だからか?
前日と同じように入り口で竹中さんからパンフを受け取り、写真売り場には、ああ、やっぱりひーちゃんはいない(;_;) 売り子はゆーちゃんとボランちゃんだ。
なんとなく写真を買う気も失せ(^^;、黙ってその様子を見てると、熱烈ゆーちゃんファンの中野さんがゆーちゃんと遊んでいる(*6)。
面白いので横から見ていることにする(笑)
そういえば、ひーちゃんの代わりというわけでもないと思うが、杉山良子嬢ともう一人(*7)が来ていたのですが、なぜか売り場に立っているだけで、売り子をしようとするわけでもない。ただ、みんなにからかわれるだけだ(笑)
誰かが名前を聞くと、ゆーちゃんが「私のペットです(笑)」。実はヤマモトアキラさんであったらしい(笑)
誰かがちょっかいかけてると、ゆーちゃんが「私の女に手を出すなーっ!(笑)」と背中にかばう(笑)
結局、ゆーちゃんは中野さんが一人占め状態で、ほとんどお話できず(*8)。
唯一、先週贈ったワインの感想だけ聞いてみたものの、
「ここんとこ忙しくて、酒飲む暇がないんですよー」
酒飲む暇って……、オヤジくさいぞ(^^;>ゆーちゃん。
□いよいよ真面目に「小夜曲」レポート……の前に
そして、いよいよ「小夜曲」が開幕するわけですが、まずは、6月の渋谷公演と、今回の凱旋公演とで明らかに変えられた部分を列記します。
- 一番最初に歌われていた「昼下がり」が、舞台後の歌の6曲目になった。凱旋公演では「昼下がり」を含む数曲が生演奏になったためと思われる。
- 縛られているお京にジャックが語りかけるシーンが追加された。これはどうやら仙台公演からの変更らしく、しかもセリフは毎回違っていたようだ。相当な長セリフなので、アドリブではないと思われる。
- 歌の3曲目に「夢見るシャンソン人形」が追加された。これも仙台公演からの変更らしい。
- 「昼下がり」「御薗村の白鷺」「Bye Bye Lady」「天まで上がれ」がギターとキーボードの生演奏となった。
- 合わせて、「天まで上がれ」では武藤秋人氏がサックスを、北原マヤ嬢がトランペットを演奏した。萠ちゃん(ギター)と彩乃ちゃん(キーボード)は、人様にお見せできるレベルではない、と言われたらしい。
大きな変更点としては、以上5点でしょうか。
続きまして、私の解釈(*9)による「小夜曲」を披露させていただきます。あくまで私の解釈によるものですので、演出家の意図とは違う可能性が大いにありまくりなのはご了承ください(*10)。
□「小夜曲」その1・悪党
船乗りジャック: 武藤秋人
不知火お玉: 北原マヤ
怪盗ルイ: 大森彩乃
港町の寂れた酒場。その倉庫の薄暗闇の中。
船乗りの格好をした男――ジャックが、白いドレスに身を包んだ少女を引っ張り連れてきた。ジャックに無造作に押され、倉庫の端に倒れ込む少女。その身に縛られた縄で自由を奪われているのだ。
白いドレスに映える黒髪。黒髪を彩る赤い椿のかんざし。透けるように色白の肌。そのどれもが、少女が高貴なお嬢様であることを証明しているかのようだ。事実、ジャックは彼女を金持ちの別荘からさらってきていた。
しかし、ジャックはそんな少女よりも、酒を飲み浸る方が重要なようであった。あまり美味しそうでもない顔で、ひたすら瓶酒をあおる。
「そ、そう恨めしそうな顔で俺を睨むなよ」
が、それでもさすがに彼女の冷たい視線には気づいたようだ。その視線を避けるように少女の後ろへと回り込むと、縄をほどこうともがいている彼女にジャックは諭した。
その縛り方は、昔、雲南の商人が酒盗人を捕らえた時の縛り方で、もがけばもがくほど身動きが取れなくなる、と。
「訳を聞かせてください!」
少女は泣き叫ぶが、ジャックは何も答えない。いや、答えようがないのだ。彼自身、ボスに命令されたことを実行しているだけで、その理由などは知らされていなかった。
そんなジャックに話を聞くのは無駄と察したか黙り込む少女。しかし、ジャックの方は酔いが回ってきたのか、ペラペラと一人勝手に喋り続けた。その内容は、聞いても面白くない戯れ言だ。
「マイケル、潤滑油でも飲んだのか? 馬鹿に口のすべりがいいな」
しかし、ジャックの話の腰を折るように、黒マントの男――ルイ・ジェルマンが、倉庫の中へと入ってきた。
びくっと身体を震わせ、急に黙りこくるジッャク。少女に近付くルイから離れながら、
「ボ、ボス……。俺は何も喋っちゃいねえ。それに、俺はジャックだ」
「豆の木か」
ルイは鼻で笑う。マイケルは昨日彼に殺されて、海へと投げ捨てられていた。
「ジャック、酒をよこせ」
「あ、ああ……」
酒瓶を受け取ったルイは酒を口に含み、そして少女の二の腕に吹きかける。
「ぐうっ!」
縄で縛られた傷口に酒が染みて、たまらず声を上げる少女。
しかし、そんな少女には構わずに、ルイはつまらなそうに溜め息をついた。
「ジャック、こいつは人違いだなァ。私の探している女は二の腕に薔薇の隠し刺青がある。そこに強い酒を吹きかけると、刺青がくっきりと浮かび上がるはずなのだ」
ルイのその言葉にジャックは歯噛みした。
「ちっ、俺としたことがドジを踏んじまったか。さてはあっちの方か!?」
「あっち?」
ルイは怪訝な表情で先を促す。
「実はもう一人女がいたんだが、ちょいと年増でな」
その言葉と共に、急に表ががやがやと騒がしくなり始めた。ジャックは様子を見に表へと出て行き、戻ってきたときには一人の女を連れていた。
「飛んで火にいる夏の虫たあ、こいつのことだ。ボス、こいつがさっき言っていた年増だ」
「年増」という言葉に反応して女はジャックを睨むが、
「まあぁぁぁ、おいたわしや、お嬢様ぁぁぁ」
倉庫の隅に座り込んだ少女に気がついて、大袈裟な身振り口振りで寄り添った。メイド服を着ていることから、彼女の住まう別荘お手伝いなのだろう。
その彼女の二の腕に、ジッャクがいきなり酒を吹きかけた。
「何しやがん……おほほほほっ」
咄嗟に腕まくりして啖呵を切りかけた女だが、ごまかすように急に空々しい笑い声を上げた。
「何も出てきやがらねぇ」
その変化には気づかずに落胆するばかりのジャックだが、もちろんルイが見逃すはずもなかった。女に向かって不適な笑みを浮かべる。
「どこかでお目にかかったことはございませんかァ、お姉さん?」
「追い剥ぎや押し込みに知り合いはございませんわ、おほほほほっ」
女は顔を隠して必死にごまかそうとするものの、その上ずった声が如実に真実を現していた。
だから、意を決したのであろう。
「もういいよ、お玉、もう我慢ならねえ。やい、悪党! この縄をほどきやがれ!」
今までしおらしくしていたドレス姿の少女が、荒々しい声を上げた。
そして、やっと正体を現した彼女に――いや、その変貌ぶりにか、ルイは大口を開けて笑った。
「はははははははっ! やっと正体を現したか、紅椿のお京」
ひとたび疑問点に気づけばあとは早い。ルイはとっくに少女の正体を見破っていた。紅椿のお京――名の知れた悪党だ。
正体が見破られたことに対して、お玉がルイに殴りかかろうとしたが、お京がそれを制する。ルイがマントの下で拳銃を構えていることに気がついたからだ。
それにはお玉も歯噛みするしかない。
もう、この場の主導権はルイが握ったも同然であった。いや、最初から彼のものだったということを再認識しただけだ、というべきか。
「しかし、紅椿のお京さんともあろうお方が、ジャックなんかに簡単につかまるとは信じがたい話だね」
もちろん、信じてなどはいないルイである。
そのルイの想像は正しく、お京はこのシナリオをどんな悪党が描いたものなのかに興味を覚えて、わざとジャックに捕まっていたのであった。その結果、見つけた悪党が、
「ルイ・ジェルマン。噂には聞いていたが、その御本尊を拝むのは初めてさねえ」
黒マントを羽織り、拳銃を持った長身痩躯な悪党など数多くはない。
「ほら」
お京は縛られた後ろ手をお玉に差し出して、縄を解くように指示するが、ルイに恐怖を感じていたお玉は素直にお京の指示に従うことはできなかった。彼女自身、ルイの悪党振りは耳にしていたし、何より姉御――お京が一目置いているほどの男なのだ。
しかし、お玉のその様子に気づいたルイはあっさりと告げた。
「ほどいてやれ、不知火お玉」
姉御ほど有名ではない自分の名前さえも知られていたことに驚くお玉だが、まずはお京の縄をほどくのが先決だ。
「お京、私と組まないか? 面白い話があるんだ」
縄をほどかれたお京を誘うルイだが、その話を聞くより先にしておくべきことが彼女には残されていた。
深酒で椅子に座りこけていねむりしていたジャックの腹に、
「うっ……、うっうっうっうっ!」
膝蹴りを数発かませる。たまらずジャックは床に倒れ込んだ。
恨みは忘れない主義のお京だ。倒れ込んだジャックの襟首を掴んでなおも攻撃を加えようとするが、それをルイはつまらなそうに止めた。
「お京、それくらいにしておけ」
ジャックが殴られることに何ら興味はないが、気を失われても面倒なので止めただけにすぎない。
「あれは1年前のことだ。私はこの男を拾った」
そのルイの言葉を継いで、ジャックの昔語りが始まった。それは、彼が南シナ海を漂っていた幽霊船のただ一人の生き残りだったということだった。そのときの恐怖が、彼に必要以上に酒を飲ませる。
しかし、お京とお玉にとっては、そんなジャックの苦労話などどうでもいいことだった。「時間の無駄」と切り捨て、どうしてお嬢様に化けた自分をさらったのかをルイに問う。
「人魚を探していたんだ」
冗談を言っているとは思えない真剣な顔でルイは告げ、
「俺は人魚に会ったんだ!」
ジャックは叫ぶ。
しかし、今は空に鉄の飛行機が飛び、空中にラジオとやらの電波が飛び交う時代だ。絵物語の世界で生きる人魚などが実在するはずはない。お京とお玉は二人の与太話を一笑に付した。
しかし、ルイはなおも言葉を継ぐ。
「その人魚がこの港町に来ているんだ」
さすがにそれにはお京も怒りをあらわにした。
「紅椿のお京さんをなめるんじゃねえ!」
もう二人の話は散々だとばかりに倉庫から出て行こうとするが、その態度をルイは鼻で笑った。
「紅椿のお京さんも焼きが回ったかァ? 人魚の肉を食えば、880年――いや、不老不死が手に入るという伝説を知らないわけではあるまい。もしもこいつが本物の人魚なら、先を争って欲しがる死にぞこないはごまんといる」
「のった!」
お玉がその話に惹かれた。
「あんた、変わり身早いよ」
お京が揶揄するが、自分の利益になるボスに付き従うのが、下っ端たちの世渡りだ。
「見たのかい、その人魚?」
しかし、お玉の期待に反して、ルイは首をゆっくりと左右に振った。
「その酔っ払いの話だけじゃ……」
信じることはできないとお京は言うが――すなわち、笑っていたお京もルイの話に惹かれていたということである――、ルイは自分がジャックを助けたときの状況では生きていることは不可能だったと諭す。何しろ、ジャックは船先に括り付けられ、他の乗組員は何年も前にシャレコウベとなっていたのだ。
「それじゃあ、人魚が魚を採って食わせてたっていうのかい!?」
「ああ。そして、付かず離れず見守っていたのを、私が助け出したものだから……」
「人魚がジャックを後を追ってきたということか!」
ルイの言葉をお玉が継いだが、
「死にぞこないの船乗りが王子様って訳かい?」
お京にはまだ笑い話の範疇だ。
「二の腕の刺青というのは?」
「ああ。人間に化けた人魚の二の腕には、薔薇のような斑点が浮かび上がるのだ」
「化ける……?」
お京は怪訝な表情を浮かべた。
「食うのさ。骨まで食らい尽くして、食った相手に化けるんだ」
「笑えない話だねぇ」
そう言うお京だが、その言葉に真剣味はない。人魚を食べて800年生きようという人間がその人魚に食われてしまうなど、笑い話にしかならないではないか。
「しかも、美しい娘しか食わない」
「そいつは光栄だね……待てよ?」
そこで初めて、お京の表情が真剣なものに変わった。
「お玉、あの別荘の本当の娘の方……」
自分が化けた相手のことだ。
「急に病気になっていなくなっちまったんだよ」
そこから導き出される結論――三人にとって都合のいい結論――は、ただ一つだ。
「あながち私の見当も外れてはいなかったようだな」
言いながら、ルイは三つのワイングラスにワインを注いでいた。お京とお玉には背中を向け、そしてその様子を窺っている。
しかし、二人はそんなルイには気づかずに、人魚話に盛り上がっていた。
「億万長者の誕生だ。ひとまず前祝いといこう!」
ルイがワインの注がれたワイングラスを二人に渡した。ジッャクは椅子に座ってうつらうつらしている。
真っ先にルイがグラスを二人に掲げて中身を飲み干すと、続けてお京とお玉もグラスを空ける。
美味かった、という表情を浮かべたお玉だが、その表情が一転して苦悶のそれへと変わり、もがきながら床へと倒れた。
その様子を見てルイを睨んだお京だが、自分もまた息苦しさに襲われてよろめく。
「ど、毒を盛りやがったな……、この悪党……!」
お京は椿のかんざしを抜き、その鋭利な先端をルイに振り下ろそうとしたものの、足取り不確かな身ではルイに軽くいなされるだけであった。
「お互い様さ、紅椿のお京」
ルイは嘲る。悪党は悪党の道を突き進むしかないのだ。
そして、お京を後ろから抱きかかえて、かんざしを固く握り締めたままの手を、その上から握り締めた。
「のんびりあの世で待っていておくれ!」
そして、かんざしをお京の胸へと突き立てる。
待っていておくれ。――そう、至る道は同じ先だ。
お京の断末魔の叫びだけが、薄暗闇の中に響き渡った。
そして、物騒がしさに目を覚ましていたジャックは、ただただ震えてその様子を盗み見ていることしかできなかったのであった。
真夜中という薄気味悪い時間に、ジャックは波止場の外れまで呼び出されていた。
誰の仕業なのかはわからない。
しかも、ご丁寧なことに、ボスには内緒だとのことだ。
馬鹿正直にそれを守ってやってきていたジャックだが、お京とお玉の死に様を思い出して、身を震わせた。
「あれが本当の悪党っていうのか……」
自分などまだまだかわいいものだと思う。
「霧が出てきやがった」
人間にとって、視界が狭くなるということは本能的に恐怖を呼ぶ。
だから、空元気でも鼓舞したくなるのが人情というものだ。
「来るなら来てみろ。俺様も海の男、船乗りジャックだ!」
「ジャック!」
その声に答えたわけでもなさそうだったが、霧も漂う暗闇の中から少女の可憐な声が響いた。
「誰だ!?」
震える声は裏返っていた。
しかし、ジャックは自分の名前が呼ばれたということしか意識になく、それが少女の声であるとまでは認識していなかった。恐怖下の心理とはそんなものだ。
「ジャックぅ〜!」
可憐な声の持ち主は、甘えた声でもう一歩ジャックに近づいた。これで、ジャックの顔が見える。
しかし、少女のその喜びは、目の前の男の悲鳴に打ち消された。
「うわああぁぁぁぁぁぁっ! お、お京……、俺じゃねえっ。化けて出るならボスの方だっ!」
ジャックが驚くのも無理はない。目の前に現れた少女の姿は、ボスが殺したはずの紅椿のお京だったのだから。
しかし、少女は首を振って口を尖らせた。
「お京? 違う! 私よ! あんたが船先に縛り付けられて海を漂っているときに知り合ったマリイよ!」
お京って誰よぉ!?、とあからさまに嫉妬の声だ。
「マリイ……? 人魚の?」
「そうよっ!」
思い出してもらえた笑顔でマリイはジャックに寄り添おうとしたが、ジャックはそれを拒否した。
「近寄るな!」
あのときのマリイと、今のマリイ、全く違う容姿。
思い出されるルイの言葉。
――骨まで食らい尽くして、食った相手に化けるんだ。
「お前、その娘を食ったな!? あのときのお前は充分綺麗だったのに、なんで人間を食うんだよ!?」
ジャックは一つ誤解をしていた。美しい娘しか食わないといっても、美しくなりたいがために人を食らうわけではない。
「だって、陸に上がるには足が必要なんだもん」
マリイのその言葉が理由の全てだ。
「まさか、本物の人魚だったなんて……」
「忘れてしまったの……?」
マリイにとっては良き思い出でも、
「忘れてなんかいないさ。思い出したくないだけだ!」
ジャックにとっては忌まわしき過去でしかない。
「私のこと、嫌いになったの……?」
地面にぺたりと座り込んで、泣き出すマリイ。
その瞳からぽろぽろと零れ落ちる涙は――真珠だ。
「お、おい、嘘だろ!? お前の涙は真珠かよ!? ほら、もっと泣け!」
自分を放ったらかして真珠を拾い集めることに夢中になってしまったジャックに、腹を立てたマリイは泣き真似で応じた。
「あーん。あーん。あーん。あーん」
「なるほど。泣き真似じゃ真珠は出てこないのか」
あからさまに落胆するジャックに、
「もう、泣かない!」
すねるマリイ。しかし、ジャックは素直に頭を下げた。
「俺が悪かったよ。俺だって、お前のこと……好きさ。たとえ足がなくてもさ」
いや、本当は足のない方が好きなのかもしれない、とも思う。
「足なら、あるー!」
その真意を読みきれずに、言葉の表面だけを受け取ったマリイは、自分の足をジャックに披露するが、
「そいつはお前の足じゃねえ。お前が食った娘の足だ」
ジャックはマリイの肩に手を置いて、彼女を諭す。
「じゃあ、一緒に海に帰ろ!」
そうしたら、足なんて必要ない。
「駄目だ」
しかし、ジャックはマリイの肩から手を離した。
「俺はお前のことをボスに喋っちまった。ボスはお前のことを高く売るつもりだ。そうだ! こんなことをしてないで、お前一人で早く海へ戻るんだ!」
こんなことをしている間に、ルイに見つからないとも限らない。
「イヤぁ! 一人じゃヤだあ!」
マリイの絶叫と、
――パーーーンっ!
拳銃の乾いた音が重なった。
「マリイ!」
――パーーーンっ!
そして、もう一発。
「ほぉう。そいつの名前は、マリイというのか」
拳銃を構えて暗闇から現れた影。それはもちろん、ルイ・ジェルマンだ。
「なあに、殺しはしないさ。元々あるはずのない両足を撃っただけだ。生きた人魚を食わないと、不老不死にはなれないからなァ」
心配そうな顔のジャックにルイは笑う。
「それよりも、ジャック。私に隠し事はいけないなァ。本来ならお前もここで死んでもらうところだが、お前にそいつが人魚だってことを証明してもらわなければ、私はただの人殺しだ」
「あんたは充分人殺しだ!」
それがルイへの決別の言葉だった。ジャックは、足を失って人魚の姿へと戻ってしまったマリイを胸に抱き上げ、彼女の耳元に口を近付けて囁いた。
「マリイ、帰ろう、お前の故郷へ。俺が連れて帰ってやる」
ジャックの言葉にマリイは瞳を輝かせた。
しかし、ルイはジャックがマリイを抱き上げたことに勘違いをしたようだ。
「さあ、ジャック。人魚を連れて来い!」
もちろんジャックには、もうそんな命令を聞くつもりは微塵もなかった。
「いやだ。俺はマリイと一緒に海へ帰る」
それはルイにとって予想しえなかった造反だ。だから、無意識の内に声も荒ぶる。
「馬鹿なことを言うな! 私はお前の命の恩人なんだぞ!」
「命の恩人」という言葉に、ジャックは海への歩みを思わず止めてしまっていた。意外と義理堅い。
しかし、助け舟を出したのは、もちろんマリイだった。
「海へ帰るんだから、もう恩人じゃないのよ、ジャック」
「そうだ! 陸で生きていくのなら恩人だが、俺は海へ帰るんだからな!」
海での恩人はルイじゃない。今抱いているマリイだ。
しかし、そんな妙な理屈で納得するルイであろうはずもない。
「殺されたいのか、ジャック!」
これまで数え切れないほどの人間を殺してきた銃口を、ジャックへと向ける。
「あんたはそうやって人を殺しながら、短い一生を終えればいい。そして、あの世とやらで、あんたが殺した者たちにいじめぬかれるがいいさ!」
「黙れ!」
マリイを抱いたジャックは、ルイに背中を向けて歩きだす。
「撃つぞー!」
ルイの最後の脅しにも、振り返りさえしなかった。
――パーーーンっ!
――ザッパーーーンっ!
銃声と、二人が水に飛び込んだ音はほぼ同時であった。
銃弾が当たったのか否か、それは霧の中の出来事だ。
港に二人の死体が上がらなかったことだけが、ただ一つの真実であった。
原作: 朝倉薫
勝手にアレンジ: けーくん
− 完 −
□舞台感想
舞台を見て最初に思ったことは、「この続きは?」というものであった。ストーリー的には完結しているのだが、なんか釈然としない。どうしても続きを求めてしまうのだ。
それは、「その1・悪党」という、明らかに続きを意識した副題によるのかもしれない。
もし、この続きを作られるとしたらどのような話となるのだろう。
まずは、誰が「小夜曲」の主役なのか、ということだ。
生き残った登場人物は、マリイ、ジャック、ルイの三人。今回の副題は「悪党」であり、その「悪党」とはルイのことであると思われる。とすれば、今回副題にのぼったルイは「小夜曲」の主役ではないと考えられるため、次回の主役になるとは考えにくい。
となれば、マリイかジャックの行く末が描かれるのであろう。
しかし、二人の幸せな未来図はないと思われる。何しろ、人魚と人間、寿命が違いすぎる。
そこから考えられる二つのストーリーはこうだ。
a.ジャックを先に失ったマリイの悲哀話。新たな拠り所が現れるのだろう。
b.マリイを失ったジャックの話。それはきっと彼女の肉を食らったジャックの物語であろう。
いや、この他にも二人のらぶらぶな生活を描くって手もありますけどね(^^; そして、幸せな生活も束の間、ジャックが病気になりマリイが東奔西走するものの、それを癒す手段は見つからない。マリイは意を決して告げる。「私の肉を食べて、不老不死になって」と。
でも、これじゃあ、あまりにベタなパターンですしねぇ(^^;;(*11)
でも、これってやっぱりマリイが主役なんでしょうねぇ(^^; アッキーは朝倉薫演劇弾本体からのゲストだって言われてたし。となると、aのようなストーリー? 話が進むたびに次々と男を作っていくのかなあ?(^^;
って、私が勝手に思ってるだけで、続きを書くのはもちろん朝倉先生のわけですが(笑)
まあ、色々と想像できる余地があって、楽しみながら続きを期待しているということです(^^)
□歌感想
では、歌の簡単な感想(*12)。なお、合間に挟むトークは割愛(^^;
ちなみに、4回目にして初めて最前列で見させていただきました(^^)
「炎と嵐」
言わずと知れたデビューシングル。
「悲しき天使」
実は聞くたびに好き度が増している一曲。
「夢見るシャンソン人形」
これも好きな一曲だが、最近は「悲しき天使」に押され気味(笑)
「遊びに行こうよ」
やっぱり、動く方が可愛いです(^^)
「帰り道」
セカンドシングル。
「昼下がり」
ここから生演奏。ものすごい歌詞です(^^;
「御薗村の白鷺」
漢字不明、「みそのむらのしらさぎ」。なかなか良さげな曲。ギターメインだったかな。
「Bye Bye Lady」
キーボードの激しさが心地好いです(^^) でも、声量がキーボードに負けてます(^^;
「天まで上がれ」
沖田総司のテーマ曲らしい。なるほど確かに歌詞は「もうすぐ死ぬけど」だし(^^; 最後、マヤ嬢が涙ぐんでいたように見えたのは気のせいだろうか。
□ごめんね
さて、終演後。
遅れ馳せながら、社長に「ネコ・サル・バナナ(仮)」を渡す。ご協力ありがとうございました。>社長。
「うわ、厚いわねー」
は、褒め言葉として受け取っておきます(^^)
そして、昨日と同じように客席の後ろでお見送りのゆーちゃんにご挨拶。
「ゆーちゃん、おつかれさまでしたー」
「おつかれさまでした」
「智ちゃんのバースディパーティーには出ますよね?」
「さあ? 多分出ると思いますけど……」
不安げな返事だが、まあ「小夜曲」に来ているくらいなので大丈夫でしょう(笑)
「バニー姿で出迎えてくれるんですよね?(笑) 期待して行きますから(笑)」
「無駄だったらごめんね(^^;」
その言い方がなんか可愛い(^^)
そして、上に戻ったら、昨日と同じく「余韻を楽しむ」(笑)
おお、そういえば、雨がやんでいる。うむむむむ。萠ちゃん、実は晴れ女?(^^;
割合さっさと出てきた社長&女優陣。スタッフは後片付けのために居残りらしい。
「社長、おつかれさまでしたー」
「ゆーちゃん、おつかれさまでしたー」
「彩乃ちゃん、おつかれさまでしたー」
「萠ちゃん、おつかれさまでしたー」
「マヤちゃん、おつかれさまでしたー」
「アッキー、おつかれさまでしたー(笑)」
知ってる顔には節操なく声をかける私(^^; 一応、ゆーちゃんにだけは手を振りましたが(笑)(*13)
朝倉先生はスタッフ組と一緒に帰るらしく、それまではファンの皆に囲まれて朝倉節を披露させていた。
内容は、「白雪姫のラストはどうしてキスシーンではないのか?」等。
なお、それについては、最初は「キスしないのが本当なんだよ」と正論を言っていたのですが、しまいには「それとも何か? キミ(質問者)は萠にキスさせたいというのか?」と感情論になっていた(笑)
なお、その場でこっそりと、「(11月の遊星ライブは)期待していてくれ」と言ってくださいました。もちろん、言われずとも期待しています(笑)
そして、もちろんその日も、OFF会で締めたのであった。
*2: というか、そういうのを売ってそうな店を知らないだけ(^^;
*3: PUFFYのストラップを見て、遊星王女のがあればいいなあ、とか思った。
*4: そんなわけはない(^^;
*5: 自分で言うな。
*6: というか、遊ばれているというか(笑)
*7: 多分、研究予科生。
*8: というか、中野さんを見てる方が面白いというか(^^;
*9: おぼろげな記憶をごまかしてるだけともいう。
*10: 正確な内容が知りたい方は、エルからビデオが出てたと思うので、それを見て下さい(笑)
*11: って、これに続くのがbのストーリーなわけですが。
*12: にもなってない。
*13: でも、なぜか笑われた(^^;
日時:1998/09/12(土) 11:00
場所:エルスタッフプロモーション事務所(中野坂上)
出演:桜井智/長崎萠/森谷密/橋本遊/南乃苑/大森彩乃/北原マヤ
スタッフ参加:籾山敬泰郎
□受付
桜井智バースディパーティ。何故か私は、予約番号1番(!)であった。
集合時間は11時。どうやら、50人くらいずつを6回でまわすらしい。
10時くらいから待っていると、10時半にひーちゃんが改札から出てきて、事務所に向かって歩いて行った。ボーイッシュな格好がお似合いである。
10時40分ごろ、つださんとarachinさんが到着。
そして11時になり、神沢さんの受付を経て、まずは第一陣25人くらい(*1)が、エルスタッププロモーション事務所へと向かう。
う〜ん、ここに来たのは一体どのくらいぶりだろう?(*2)
そんな感慨を抱きつつ、Sビル3階へと上がる。1つ目の扉をくぐり、所属タレントのポスターがぺたぺたと貼られた通路に。大昔(笑)に見た、遊星王女のサイン入り丸ステッカーもまだまだ健在だ(笑)
1階で、「3階に行ってください」と、案内の籾山さんと別れたのだが、いざ3階の稽古場の扉の前に来ても、ただ立ち尽くすのみ(^^;
「勝手に開けちゃっていいのかなあ?(^^;」
と先走りたくなる私だが、後ろの人に止められる(^^;
しかたなく、
――コンコン。
軽くノック。
……………………。
しかし、何も反応はない。
――コンコンコンコン。
……………………。
――コンコンコン!
――ガチャ。
と扉が開いて、稽古場の中からボランちゃんが顔を覗かせた。こちらのノックに気づいた、という風でもなかったですが(^^;
これでようやく入れるのかと思いきや、まだ少し待たされ、再度開けられたときにようやく中に入ることができた。
そこは――別世界だった。
□3階前半戦
最初に目に入ったのは、入口のすぐ脇にいたロンリーさんだった……という、あまり覚えておきたくない事実はさておいて(笑)
壁一面を色鮮やかに彩るは、智ちゃんのステージ衣装。
でも、私の視線はそれを見ていなかった(^^;
「いらっしゃいませー(^^)」
奥の壁際には、その嬌声の持ち主――朝倉薫演劇団女優陣がグッズ売り場を開いていた。
右から、南乃苑、橋本遊、大森彩乃、北原マヤ、そして、森谷密!(敬称略)(*3)。
迷うことなく左前方に突き進む私(笑) そこではちょうど社長がマイクを握っていた。
しかし、私の後ろに続く方々が、なぜかみんな右側の壁一面にへばりつき状態(^^; 私一人だけ(左側の)社長の前に立っていて、ものすごく気まずいんですが(^^;
思わずその場にはいたたまれなくなって、皆と同じく右の壁際に向かおうとしたところ、
「みんな、そんなはじに寄ってないで、前に出てきていいのよ」
社長のその言葉に、前に出てきてくれて一安心。これで遠慮なくひーちゃんの前にいられる(^^)(*4)
さっそくひーちゃんに声をかけようと思ったものの、しかしその前に社長のあいさつに阻まれる(^^;
今回のバースディパーティの式次第の説明と、売り子さんの紹介。萠ちゃんがいないと思ったら、萠ちゃんは上の階で待っているらしい(*5)。
そう、今回はなんと、今まで禁断の地であった4階に入れるのだ!
ファンがこういった形で足を踏み入れるのは初めてとのこと。
上には数人ずつ上がっていくらしいが、まだ準備が出来ていないとのことで、まずは全員がグッズ売り場で時間潰し(^^;
しかし、私のメインはここである!(断言)
まずはひーちゃんにごあいさつ。
「おはようございますー」
「おはようございます(^^)」
しかし、品揃えが、Tシャツやら、帽子やら、パンフやら、マグカップやら、ポスターやら、どれも持っているもの。どう見ても在庫一斉処分(^^;
持ってないものを探して、キョロキョロキョロ。
背後一面に並べて貼ってあるポスターに視線が止まり、
「ポスターも売り物なの?」
「はいっ」
ん〜、でも、欲しいポスターはないなあ(^^;
ひーちゃんが写ってるもの、ひーちゃんが写ってるもの……。
「じゃあ、“ガラス工場”ちょーだい(笑)」
ひーちゃんが写っているのはそれしかない(^^;(*6)
でも、公演前のこれはさすがに売り物じゃないよなあ(^^;
案の定、売り物ではないとのこと(^^;
んー、他に何かあるかなあ、と物色していると、マヤちゃんがどこからか黒のスタジャンを持ってくる。あ、これはいいかも(^^)
「これ、いくらなの?」
実は、商品のほとんどは売り子の気分によって決められる「時価」(*7)設定だったりするのだ(^^;
「高いですよ〜(笑)」
と、からかう調子でマヤちゃん。
どうやら3着しか残っていないらしく、2着は今後の客のために奥に隠される(^^;
そして、残された1着の値段だが、
「オークションにしようか?(笑)」
あ゛ー、そういう金のかかることはやめてくれー(^^;
しかし、結論としては、私がそれに悩まされることはなかった。上の準備が整ったらしく、私を含む5人に移動命令が出されたからだ(^^; さすが整理番号1番だけあって、何もかもが最初である。
ああ、帰ってきたときにはきっともう残ってないだろうなぁ(^^;
と、後ろ髪ひかれつつ、部屋の出口でロンリーさんから、TOMO夏'97だかで売っていた白い大きな袋を受け取る。中には白のTシャツとうちわ。CFL'97で全員に――しかも2回も配ったのに、まだ残っているのね……うちわ(^^;
□4階萠部屋
第1陣の5人は私を先頭にして4階への階段を登って行く。
とてとてとて。
う〜ん、ここから先は未知の領域だ。
萠部屋入室。もともとは何の部屋なんだろ?
ソファーが2つL字型に並び、その前にはテーブル。壁側にはモニターとビデオデッキ、それとよくわからない(*8)機器がたくさん並んでいる。
そこでは、1人掛けの椅子にちょこんと腰掛けた萠ちゃんと、ボランちゃんが待っていた。
隣は智ちゃんの待つ部屋。ここで身体を清めてから、入室が許されるらしい(笑)
とりあえずAV機器が並んでいたので、
「萠ちゃん、歌って〜(笑)」
とお願いするものの、やはり萠ちゃんが歌ってくれるはずもなく(^^;
結局、TOMO夏'95のビデオが流されていたらしい。
飲み物は「午後の紅茶」が配られるのだが、その前に、1つだけの当たりを決めるためのジャンケン大会。萠ちゃんとの相性ジャンケンという話もあったが、
「智ちゃんの誕生日に萠ちゃんとの相性を調べても(^^;」
ということで、勝った人だけ居残る形式に。
「じゃんけんぽん!」
私は萠ちゃんとあいこになり、一回戦であっさり敗退(^^;
その後2回で勝者は決まり、勝者には限定品の「12の旋律」宣伝紙コップで午後ティーが渡される。
その紙コップ、実は誤植があり「もうひとつの(云々)」と書くべきところが、「もうひつの(云々)」と印刷されている(^^;
「習字でもするんですかねー(^^;」
ちなみに、負けた私は普通の紙コップを萠ちゃんから手渡しで受け取る。
「ありがとうございまーす」
さて、ソファーに腰掛けて、男5人と萠ちゃんとボランちゃん。一体、何の話をしたんだっけかな(^^; 誰も話そうとしなかったので、妙に沈黙が多かったような(^^; ボランちゃんがなんとか場を盛り上げようとはしていましたが。
しかし、そんな落ち込んでたというわけでもなく、適度に盛り上がっていたら、智ちゃんの待つ部屋とは反対側のドアが開き(*9)、そこから顔を覗かせたのは――
「あれえ!?」
――智ちゃんであった(笑)
「そっちに戻り損ねちゃった(^^;」
照れ笑いを浮かべながら、奥の部屋へと入っていく智ちゃん。
「じゃあ、お待ちしてまーす(^^)」
そんな事件も交えながら適当な雑談で5分ほどを過ごし、第2陣が攻めてきたこともあって(笑)、我々第1陣はいざ智部屋へ進軍!
□4階智部屋
「おじゃましま〜す……」
ボランちゃんの開けてくれたドアをくぐりぬけ、いよいよ禁断の地へと足を踏み入れる、我々調査隊一行(笑)
そうかあ。ファンとしては、ここに足を踏み入れたのは私が一番なのかあ。なんとなく満足感(笑)
部屋の中は、応接室と書斎を足したような感じ。本棚に囲まれた立派な書斎机と、深々とした椅子で堂々としている朝倉先生が、まず目に入る。それが入って右手側。
入った正面には、花瓶に花の飾られたテーブルと、椅子が4脚。
朝倉先生のさらに右手側にはソファーとテーブルと応接セット。そこで智ちゃんが待っていた。
そこにいそいそと歩いていき、5人がソファーの前に一列に整列。
「智ちゃん、お誕生日おめでとうございますー(^^)」
「ありがとうございます(^^)」
挨拶を交わし、……が、なぜか智ちゃんより先に腰掛けることのできない我等一同(^^;
「あ、座っていいですよ(^^)」
智ちゃんの優しい言葉に、ようやく腰を下ろす(笑)
「まずは自己紹介でもしたらどうだ?」
と、智ちゃんの背後で椅子に座ったまま、仕事してるのだかこちらの様子を窺っているのだか(笑)よくわからない朝倉先生の進言により、私から自己紹介。
「えー、整理番号1番の柴田ですー(笑)」
なぜ会員番号ではなく整理番号!?、と方々から突っ込み(^^; 智ちゃんと朝倉先生も笑っている(^^; あうー。
「ほ、ほら、整理番号1番をとるほど頑張ったということで(^^;」
しかし、笑っていた隣の4人も、自分たちの番になるときちんと整理番号を言っていたりするのだから処置無し(笑)
その後会員番号を告げ、「お誕生日おめでとうございます」とだけいうと、隣から「それだけ?」と突っ込まれる。別に、自己紹介が終わった後でも話せるんだからいいじゃん(^^;(*10)
……で、やっぱり何を話したか覚えていない(^^; てゆーか、私はほとんど聞いていただけのよーな(^^;
とりあえず自己紹介終了後は朝倉先生が新曲「ガラスのマリオン」のCDを持ってきたので、それを智ちゃんがプレーヤーにかける。その前は別の曲がかかっていたのだ。
「カラオケ入ってるの?」
と、ジャケットを見ていた隣の人に確認し、
「智ちゃん、カラオケで歌ってー(笑)」
という意見は、あっさり却下(笑)
しかし、「12の旋律」からの先行シングルの曲が流れれば、当然出てくるのはあの話題(笑) そう、「もうひつ」である(笑) あれには朝倉先生も智ちゃんも怒っていたなあ(笑)
あ、あと私から、質問というかお願いごとというか、一つ。
「“12の旋律”を引っ提げて、“お涙頂戴コンサート”とかやらないんですか?(笑)」
「小夜曲」を見て、しんみり聞かせてくれるのもいいかなー、と思ったんですよね。ジャンプ系は全く排除して。
「やりたいんですけどねー」
とは言ってくれたものの、やっぱり難しそう(^^;
で、残りの話はずっと聞いてただけで(*11)、どんな会話があったかは忘れてしまいました〜(^^;
そして、いよいよツーショット写真撮影。カメラマンは朝倉先生だ。
椅子のあるテーブルの方へと場所を移し、花瓶と花を前に、絵を背にして、智ちゃんの右に私が立つ。
「失礼しま〜す……」
と恐縮してしまうのは何故だろう?(^^;
そして、にっこり笑って、パチリと1枚。朝倉先生からポラロイド写真を受け取る。
再びソファーまで戻って、絵が浮かび出てくるまでしばし。
タレントとのツーショットでの写真は初めてだなあ。
そして出てくる2人の写真。おー、なかなかいい感じ(^^)
その後、残り4人との撮影を終えた智ちゃんの写真チェックが入る(笑) やっぱり、変な写真を残すわけにはいきませんしねー。
私から写真を受け取って、
「あ、綺麗に撮れてますねー。はい、大丈夫です(^^)」
「えー? いや、ダメでしょー(笑)」
写真を返してもらいながら言ってみる。ダメとなったら、もう1回撮影できるわけだし(笑)
「いえ、大丈夫ですよ〜(^^)」
しかし、当然のことながらあっさり却下(^^;
なんか、今日はずっと、叶わないことが明白なお願いばっかりしてるよーな(笑)
で、4人目、5人目は写したばっかりで、まだ絵が出てきていない。それで、写真をパタパタ振っていたのだが、
「ポラロイドって、振っちゃダメなんだよな」
と、朝倉先生。
「そうなんですか〜? 私も今まで振ってましたよ〜」
と、智ちゃんを筆頭に驚く一同。
そんなこんなで終わりの時も近付き、最後はドアの前で智ちゃんと握手。
「今日は、お誕生日おめでとうございました(^^)」
と、手作りのプレゼント(秘密)とレターを渡し、プレゼントについてちょっとお話。
最後は、
「これからも頑張ってください」
と無難に締め。
そして、一番にドアを抜けると、当然そこには萠ちゃんとご一行様が……(^^;
その中を抜けていくのは、ちょっと恥ずかしかったかも(^^;;
□3階後半戦
さて、3階に戻ると、客が前後で二分化している。タレントをからかう芸風の人は前から離れないし、そういう芸風ではない人は買い物終わったらすることないし。あ、壁に飾ってある智ちゃんのステージ衣装とか見てたのかな。私は全く見てませんでしたが(^^;
さっそくひーちゃんのところへ向かおうとした途中で、つださんに捕まる。どうやらゆーちゃんから昔のパンフを4冊ばかり買ったらしい。
うーん、今回売ってるパンフは全部持ってるしなあ。
とか考えつつ、ひーちゃんの前へ(笑)
やっぱり、スタジャンはなかった(;_;)(*12)
「あれ〜? これはぁ〜?」
と、スタジャンのあった場所を手で四角く示してみると、ひーちゃんに聞いたつもりだったのだが、隣のマヤちゃんがしゃしゃり出てきて説明してくれる(笑) ……が、結局どういう形式で売ったんだかよくわからなかった(^^;
いやー、それにしても、マヤちゃんは楽しかったです(^^) 私がひーちゃんに話しかけると、それを横から受けてくれて、そのせいで会話が(妙な方向に)弾んで、ありがたかったです(笑)
例えば「しらゆきひめ」の話。
「やっぱり、リーダーは“カッコいい”っていうより、“可愛い”ですよー(笑)」
以前のレターで書いたことを再度ひーちゃんに伝えてみると、
「ええ〜!? カッコ悪かったですかぁ〜?」
私に聞いてくるひーちゃん。
で、私が「い、いや、カッコ悪いってことはないけど……」としどろもどろになっていると(^^;、ひーちゃん、隣のマヤちゃんに向かって、
「私、カッコ悪かった?」
すると、あさっての方向に視線をあからさまに逸らすマヤちゃん(笑)
「カッコ悪かった?」
なおも詰め寄るひーちゃんに、
「い、いいえ〜。カッコ良かったですよ!」
実は全然そう思っていないという風な言い回し(笑)
いや〜、マヤちゃん、うまいっ!(^^)
例えば、次回森谷密本の話。
「ひーちゃん、本読んでくれましたー?」
「読みましたよー(^^)」
「じゃあ、次の本の名前つけてもらえますかー?」
「え? 名前ですかー?」
と、悩み始めたひーちゃんに向かって、
「名前は〜(笑)」
と、自分の考えを披露しようとするマヤちゃん。
ホンキじゃないだろうとはわかっていても、
「あー、あー、言わなくていいですってばぁ!(^^;」
マヤちゃんにノせられて、向き合うひーちゃんとマヤちゃんの間に、手のひらパタパタ邪魔をする(^^;
しかし、マヤちゃん、それにもメゲずに、
「本の名前は〜(笑)」
「ひーちゃんに決めてもらわないと意味ないですぅ〜(^^;」
あー、遊ばれてるなぁ(^^;
それでもなんとかマヤちゃんを締め出すのに成功し(^^;、ひーちゃんに頭を悩めてもらう。
「う〜ん、う〜ん……」
腕組みしてしばし。
しかし、何か思いついたか、右手の人差し指を立てて頭の上に掲げ、
「チッチッチッチッチッチッ……」
時計の針よろしく左から右へと傾けていくひーちゃん。まるでクイズ番組のようだ(笑)
「……チッチッチッチッ、ポーン♪」
「はいっ、本の名前は?」
「……え〜と(^^;」
決まったんじゃないんかい!?(^^;;
「え〜と……、“H”!」
「えいち?」
「HisokaのH、HotのH、HappyのH、その他いろいろな意味をこめて、“H”ですー(^^)」
「おー、なるほどー(^^) ありがとうございますー(^^) いつになるかわからないですけど(^^;、次の本に使わせていただきますのでー(^^)」
あとはどんな話をしたかなあ。
そうそう、ひーちゃんとお揃いのストラップにしたのでそれを示すと喜んでくれた(^^)
で、それと一緒にストラップとお揃いの「できるかなキーホルダー」を買ってきたのでプレゼントすると、
「あーーー! ノッポさんとゴン太くんだー! かわいーーーっ(^^)」
と大はしゃぎ(笑)
ゆーちゃんや彩乃ちゃん、マヤちゃんをも巻き込んでの大騒ぎである(笑)
もしかして、持ってるかなー。とも心配していたのだが、ここまで騒いでくれると大満足である(^^)(*13)
また、「小夜曲」イベントレポートを渡したときも、ひーちゃん真面目に読み出すものだから、マヤちゃんと彩乃ちゃんがやってきて一騒動(笑)
ストーリー勝手にアレンジバージョンはなかなか評判よかったのではないかと思う。ひーちゃんより、マヤちゃんや彩乃ちゃんの方が読みたそうだったけど(^^; そりゃまあ、自分たちが出てるものは気になるだろうなあ。ひーちゃん、出てないし(^^;
で、それを読んでいて話題になったのは、
「こんな難しい字、よく読めますね〜」
と、ひーちゃんが指したのが、「潤滑油」の漢字。
「萠ちゃん、最初“じゅんこつゆ”って読んでたよ(笑)」
と、いらんことを暴露される萠ちゃん(笑)
かと思いきや、
「私も“じゅんこつゆ”だと思ってました〜(^^;」
マヤちゃんと彩乃ちゃんまでもがそんなことを言い出す始末(^^;
しまいには、
「でも、それだけ読めるだけでもすごいよー。私、全然読めなかったもん」
って、威張ることじゃあないぞ、ひーちゃん(^^;
「社長……、エルで学校開いたらどうですか?(^^;」
思わず背後の社長に向かってそう言わずにはいられなかった私である(笑)
「カンパンって食べたことあります〜?」
いきなり妙なことを聞き出す私(^^;
「カンパンですか? ありますよ〜。おいしかったですっ(^^)」
げげっ!? ないと思ってたらあるのかっ!(^^;
と、ちょっぴりあせってしまったものの、作戦を中断するわけにはいかない。
「おいしかったですか? じゃあ、あげますー(笑)」
うむ。我ながら強引な論理であるが、まあよしとしよう(笑)
と、鞄から缶詰のカンパンを取り出して、ひーちゃんにプレゼント。
「ありがとうございますー(^^)」
思っていたよりも全然喜んでくれたのは素直に嬉しい。
「いらないので、あげます(^^;」
しかし、そんな思いとは裏腹に、口から出てくるのはそんな言葉(^^;
ひーちゃんに向かっては結構使っている言葉だが、実は照れ隠しだっていうことはわかってくれているのであろーか?(^^;(*14)
「あ、蜂蜜つけて食べるといいですよ(^^)」
と、一緒に缶入蜂蜜も渡しておく。
「あと2年はもちますよー(笑)」
要は、保存食だったりするのだ(笑)
「“しらゆきひめ”のエッサッサーって歌なんですけど……」
「“エッサッサー”じゃなくて、“エイサッサー”ですよぅ!」
のっけから注意されてしまう。あう(^^;
「あの歌、なんてタイトルなんですか?」
「あれはですねー、“オレたちゃ森のはたらきもの”という歌ですー」
「テレカ、どうでしたー?」
「あ、ありがとうございますー(^^)」
うーん、何も説明なしで話が通じるのは嬉しいなぁ(^^)
ここで読者の皆さんに説明しておくと、「しらゆきひめ」戸田公演のときにプレゼントした、去年の撮遊会の写真を使って作ったオリジナルのテレカである。
「使ってくださいね〜(笑)」
私は冗談で言ったつもりだったのだが、
「はい。使わせていただきますー(^^)」
とのご返事。
つ、使っちゃうの……?(^^;
私にはもったいなくて使えん(^^;;
つださんが、密バースディでプレゼントしたパズルを作ってくれたかをひーちゃんに聞いていて、その流れでつださんが、
「バナナペーストは?」
って聞いたんでしたっけ?(*15)
「冷蔵庫の見えるところにしまってあるんでしたっけ?(笑)」
私がそういうと、
「昨日食べようと思ったんですよ!」
ひーちゃんの力強いお言葉。
……が、結局食べなかったらしい(^^;
「食べるの楽しみに待ってますー(笑)」
売ってくれないシリーズ。
1.レモンエンジェルのポスター
壁に貼ってあるいかにも古びたLAのポスターを指差して、
「このポスター売って(^^)」
「ダメですー(^^;」
破れたりしているのもあって、年代を物語っているなぁ(^^;
2.ポニーキャニオンのレモンエンジェル色紙(サインは未記入)
売り場の奥の方に置いてあった色紙を指差して、
「その色紙、いくら?」
「これは売り物じゃないんです〜(^^;」
とりあえず1回目の人たちにはLAのポストカードやステッカー、KISSレーシングチームのステッカーなどをおまけとしてつけていたのだが、あの色紙も後々おまけとなったのだろーか?
3.アルバートリック(*16)
「ここの入り口のところにアルバートリックが飾ってあったんですけど、あれいくらですか?(笑)」
「あれは、コントで使うので非売品ですー!(^^;」
あれは、ひーちゃんが買ってきたものらしい。
4.「ひたすら声優志願」台本
「そこの台本はいくら?」
商品として並んでいるわけではなく、売り子側に積んであるダンボールの上に無造作に置かれていた一品。
「あ、これも売り物じゃないんですー(^^;」
え〜い、売り物じゃないものを置いとくんじゃないっ!(*17)
5.森谷密
「ひーちゃんはいくらですか?(笑)」
「いや〜、ちょっと、今日は売れないんですよ(笑)」
私の言葉を受けてくれたのはマヤちゃん。
「“今日は売れない”!? じゃあ、予約しますー(笑) ガラス工場で買いに来ますので(笑)」
さあ、果たして売ってくれるのか!?(笑)
……と、こんな感じで、売ってくれないことをわかってて聞いていたのでありました(^^;(*18)
あとは社長にお願いなど。
「遊星ライブどうなったんですかぁ〜? 最初7月とか言ってたじゃないですかぁ(^^;」
つださんと一緒に詰め寄ってみる(笑)
「11月にやります!」
と社長は断言! おお〜、期待しちゃいますぅ(^^)
「楽しみにしてるんですから、お願いしますぅ」
また、社長がとある衣装を指して、
「この衣装、昔オークションであるファンの人が落札していったんだけどね、“智ちゃんが一番似合うから”って、智にプレゼントしてくれたのよ」
だから今もここにあるわけですが……すごいな(^^; 一体、落札価格はいくらだったんだろう?
そういえば、智ちゃんの全身ポップも飾ってあったのだが、グッズを100万円分買ったらおまけにつけてくれるらしい(笑)(*19)
で、ひーちゃん以外の方とも、暇を見ては一通り話していて……。
マヤちゃん。
「“しらゆきひめ”の魔女、鏡の中のもマヤちゃんですよねぇ?」
なんか、あまりに雰囲気が怖くて別人のようだったのだが、
「はい、私です(^^)」
やっぱり、マヤちゃん。
「怖くて良かったですよ〜(笑)」
誉め言葉のつもりですが、マヤちゃん、苦笑してたかな(笑)
すると、そこで今度はひーちゃんが割り込みっ。
「あれ、泣き出した子供が私たちのいるところに出てきて大変だったんだから(笑)」
そうか、小人たちは通路で待機してたんだもんなあ(笑)
するとマヤちゃん、
「いや、あれは、女王様が怖いんですよ〜(^^;」
と彩乃ちゃんに振り、彩乃ちゃんは彩乃ちゃんで、
「あれはカミナリの音に泣き出していたんですよ〜(^^;」
と、責任転嫁の嵐であった(笑)
で、その彩乃ちゃん。
「えーと、この前の戸田では、朝ご一緒させていただきまして……(^^;」
と照れ笑いを浮かべると、
「あ、覚えてますよぉ(^^)」
と、彩乃ちゃんの嬉しい発言(^^)
そりゃまあ、あんなことしちゃ覚えもするか(^^;
「あ、あれは、わざとじゃないですからねっ(^^;」
やっぱりそう言わざるを得ない自分がちょっぴり悲しいかも(^^;
ゆーちゃん。
ゆーちゃんはさすがシャインズだけあって、1人だけ積極的に売り子していて、あまり話しかけるチャンスがなかった(^^;
最初は当然ワインの話から。
「ワイン飲んでいただけましたー?」
「あ、飲みましたよー。甘くておいしかったですー(^^)」
「あ、おいしかったですか? ありがとうございます(^^) 今回はきちんと飲んで選びましたから。“ヤクルトの味”って言われないように(笑)」
「でも、あれ、ヤクルトの味というか……」
と、意外としつこくこだわるゆーちゃん(笑)
「うん。確かに、ヤクルトの味というか、匂いはしましたよ(笑)」
と助け船を出すと、
「そうですよねー(^^)」
と嬉しそうであった(笑)
そして、もう一度は、こちらの撤収間際。
「なんでゆーちゃんが“おたく”じゃなかったんですかぁ〜?(笑)」
「しらゆきひめ」小人役の配役の話だ。
「いやあ〜。おたく役、とられちゃったんですよね〜(笑)」
の言葉に続き、おたくの物真似をしてくれる。
いやあ、朝倉先生の真似といい、ゆーちゃんは物真似させても面白い(笑)
苑ちゃん。
まずは最初の紹介時に、名前を改名したことの報告が社長よりあった。「宮川苑」改め「南乃苑」だ。読み方は、正しくは「ミナミノソノ」だが、社長は「ナンノちゃん」と呼んでいた(笑) ……って、「ナンノソノ」って洒落でつけたんか!?(^^;
苑ちゃんと話したのは2回かな。
最初は、「南野」だか「南乃」だか漢字がわからなかったので聞いてみた。
「苑ちゃん、苑ちゃん。ミナミノの“ノ”って、どんな漢字なの?」
「えーとですねぇ……」
口でどう言い表していいのかわからなかったのか、自分の手に指で書いて示してくれる。
「あー、彩乃の“乃”?」
「はいっ!」
というわけで万事解決(笑)
もう一回は、ご挨拶がてらに。
「苑ちゃん、ダンディー、カッコ良かったよ〜(^^)」
はっ、しまった! 今気づいたが、リーダーは「可愛かった」と言ってるのに、ダンディーは「カッコ良かった」って言ってるじゃん、オレ(^^;
いや、でも、事実そう思ったわけだしぃ〜(笑)
「ありがとうございます〜(^^)」
「苑ちゃんのことは、声遊倶楽部のころから見てましたよー(^^) Piパーズとか(笑)」
とまあ、その辺の話でちょっと盛りあがり、苑ちゃんとはこれくらい。
さて、終了間際。せめて何か1つくらいは買っておかないと、ひーちゃんに悪いよなあ(^^;
というわけで、持っていないものを探してみると、目についたのが白い腕時計。春満開の売れ残りかな?
あれ? あんなのあったっけ?
とりあえず、ひーちゃんに値段を確認。
「ひーちゃん、ひーちゃん。あの時計いくら?」
「えーとぉ……」
社長の姿を求めるものの、社長はいない。しかたなく、自分で値づけする。
「2000円ですっ」
お、結構安いなあ(*20)。
と思っていたら、横からマヤちゃんが、またまた割り込み(笑)
「あら? 社長は3000円って言ってたわよ?(笑)」
うぐっ(^^; 3000円はちとキツいぞ(^^;
「えーーー!? でも、ひーちゃんは2000円って言ったもーん(笑)」
「う〜〜〜〜〜ん……」
さあ、私とマヤちゃんの板ばさみに合い、頭を悩めるひーちゃん。結論はいかに!(笑)
「男に二言はない! 2000円!」
「お、いいましたね〜(笑)」
マヤちゃんの言いまわしも楽しいが、それ以前に、ひーちゃんの「男に二言はない!」発言に爆笑(笑)
ここまで言って貰っちゃ、買わないわけにはいきませんよね〜(笑)
で、結局、2000円で売ってもらった私なのでありました(^^)
最後、ひーちゃんから順に苑ちゃんまで全員にご挨拶して、そして「桜井智バースディパーティ」は終わったのであった。一体、誰がメインのイベントだったんだろう(笑)
*2: 去年の「萠もうで」以来?
*3: 苑ちゃん、彩乃ちゃん、マヤちゃんがいるとは、嬉しい誤算であった。
*4: つださんはゆーちゃんの前にいたのかな(笑)
*5: 別格扱いなのがちょっとくやしい(^^;
*6: 「桃プリ」とか「月光の不安」には出てるんですけどね。<持ってるけど。
*7: 時価といえば、私が「ポスターいくら?」と聞くと、ひーちゃんもマヤちゃんも口を揃えて「1枚1000円」と言っていたのだが、別の人から買っていたarachinさんは1枚500円だったらしい(^^; い、いや、時価と言われりゃそれまでですが(^^; 結局買わなかったので別にいいんですけどね(^^;
*8: というか見ていない。
*9: 我々が入ってきたドアとも別。
*10: って、私が残りの4人の悪い見本になっちゃったのかなあ? みんな淡白すぎ(^^;
*11: 相槌とかは入れてましたが。
*12: いや、まあ、泣くほど欲しかったというわけでもないですが(^^;
*13: そういえば、つだんがゆーちゃんにお手製のキーホルダーをプレゼントしたときも、社長を巻き込んでの大騒ぎだったなあ(笑)
*14: でも、半分は本音だったりもする(^^;
*15: 私はさすがにもう今さら聞く気はなかったからなぁ(^^;
*16: アルバートリックとは何かわからない方へ。遊星王女のアルバム「カビ(仮)」内「い ろう゛ぇ よう」のページでひーちゃんがかじっているものがアルバートリックです。
*17: だから、売り場には置いてないって(^^;
*18: ああ、冷やかし客だなあ(^^;;
*19: でも、売ってるグッズ全部買っても、100万円も行くのだろーか?(^^;
*20: って、昔いくらで売ってたかなんて忘れてしまいましたが(^^;
日時:1998/09/13(日) 13:50
場所:市川市文化会館(市川)
出演:長崎萠/森谷密/橋本遊/竹中伸一郎/岩瀬裕二/武藤秋人/大森彩乃/北原マヤ/南乃苑/青木ナナ/中村佳美/杉山良子/及川みどり/榎本誠/他
□開場〜エルに感謝!
前日の智ちゃんバースディパーティーの翌日イベントということで、名古屋から遠征のつださんが我が部屋に泊まる。
朝10時。つださんと共に市川へと出発。代々木で総武線に乗り換え、12時ごろに市川駅到着。周辺案内図を見てみるが「市川市文化会館」の文字は見つからない。つださんが駅員さんに聞いてみたところ、次の本八幡駅が最寄駅らしい(^^;
というわけで、結局市川市文化会館についたのは12時半ごろ。知り合いはまだ誰も来ていない。しぶかきさんに電話していると、arachinさんが登場。その後、しぶかきさんもねこまさんとボイドさんと一緒にやってくる。
私とつださん以外は15時50分開演の第2部のチケットを持っているので、第1部を見ずに座席指定券との交換の列についた。座席指定券との交換が第1部公演の真っ最中なので、第1部を見ていると前の方の席がとれないのだ(笑)
で、実はしぶかきさんが残り1人分のチケットを所有していて、チケットを持っていなかったのは私とつださんの2人(笑)
さあ、どうする?
血で血を洗う決戦になるかと思われた戦いだが(笑)、私は勝負を避けてつださんにチケットを譲った。わざわざ名古屋から来ているんだしね。
というわけで、1人チケットを持たないままたたずむ私(^^; 後ほどやってきた、ノンノンさん、石田さん、千村さんらもチケットを持っていないよう。
4人(*1)で、ただただ奇跡を待ち望むばかりである。
しかし、もう開演も押し迫った13時45分。ロンリーさんたちエルスタッフの皆さんのご尽力のおかげで、チケットを持たずに来ていた二十数名が特別に入れてもらえることに!(^^)
ありがとうございました。>エルスタッフプロモーション殿
□開演〜新鮮な視点
席は2階席の後ろから2列目。
うーん、舞台にしろ、ライブにしろ、2階席で見るのは初めてだなあ。
上から見る俯瞰というのはかなり新鮮(*2)。
さて、舞台内容については、セリフなどが若干変わっていました。1部2部で同じ変わり方だった(らしい)ので、アドリブというわけではないと思います。成長する舞台だったんだなあ、と、ちょっとびっくり(笑)
あと、遠くから見て気づいたこと。
皆さん、細かいところで演技してますよね。喋っていないときも。前回は、ひーちゃんばかり追っていたので気づきませんでしたが(笑)
特にゲラ(青木ナナ嬢)なんかは、遠くから見ていても、ああ笑ってるなあ、とわかる演技で、感心してました。今回は前回にも増して笑っていたので、これで、キャラが立っていないのはおたくだけということに(^^:
そうそう、森の動物たちは、ウサギ、リス、ヤギ(?)、シカ、クマ、だったかな。クマが殺されたあとは、シカがもう一匹増えていたように思います。
あと、最後のシーンで、白雪姫がきちんと棺の中に入っているんですよね〜(笑) いえ、前回のときに、びっくりはしたものの、入っていることはわかったのですが、実際に棺の中で寝てるのを見せられると、やっぱり驚き(笑)
というわけで、無事に終演。
□小休止〜花束を買おう!
表に出てみるとつださんたちがいない。電話してみると、近くのジョナサンでお食事らしい。
ノンノンさんはバイトがあるということで、さよなら。
15時半、第2部開場。つださんたちが入っていく。前から1列目2列目らしい。あー、羨ましい(笑)
エルも今回は座席が5つしか用意できなかったらしく、第1部を見なかった人に譲って、おしまい。
さて、OFF会もあるのたろうし、つださんたちを待たなくちゃならない。暇だ(^^;
石田さんと千村さんも同様のよう。
どうせみんな出待ちするんだろう、と思い、とりあえず3人で出待ちポイントをチェックする(笑)
駐車場の奥の方に楽屋入口を発見し、ここだろうと当たりをつけるものの、どうにも居たたまれない雰囲気の場所だ(^^; 奥すぎて、ここにいていいのだろうか?、と不安になってくる(^^;
そこで考え付いたのが、花束(笑) 花束を持っていれば、楽屋入口の脇で待っていても、
「お花渡そうと思って」
と言い訳ができる(^^;
う〜ん、今まで花束を渡したことのない男が初めて花束を買ったのは、かくも不純な動機であったか(^^;(*3)
駅前の方に長崎屋を発見したのでその中に花屋くらいはあるだろうと思い、行ってみる。事実花屋はあったが、いい花がないのでパス。
ちなみに私の探している花は、もちろんひまわりだ。ひーちゃんの好きな花、ですからね(^^) 同じくひーちゃんに花を渡そうとしている石田さんに告げて、ひまわりがダブらないようにする工作も忘れない(笑)
ちなみに、千村さんは彩乃ちゃんに渡す模様。
長崎屋のそばに2軒の花屋を発見し、品揃えを見比べる。ひまわりは片方の店にしかなかったので、私はそちらの店に決定。2人は反対の店にしたようだ。それぞれの店で花束を作ってもらう。
私は「ひまわりを中心に据えて、あとはおまかせで(^^;」。だって、花を選ぶセンスなんかないですし(^^;
結果、出来あがった花束は、ひまわり6本を中心として、その周りの彩りにはグラリオサリリー、緑のはっぱでデザイン的バランスを取って(*4)、シンプルに出来あがり。
うん。初めて渡す花束にしては、文句ない出来映えだ(^^)
ライバル石田さん(笑)は、リーダーの衣装&ひーちゃんの好きな色に合わせた赤いっぱいの花束であった。
そして、楽屋入口の前にて、終演時間を待つ――。
□出待ち1〜あれは自主的(笑)
17時ごろ、終演したらしく人が出てくる。こちら側の駐車場にやってくる人たちもちらほら。
花束を持っていたため、
「これから何かあるんですか?」
と、おばさんに聞かれてしまうも、
「出演者の方に花を渡そうと思って……」
しどろもどろになりながら答えていたのは千村さんだったか(笑)
2部を見ていたつださんから電話がなる。
「どこにいるの?」
そりゃまあ、こんなとこにいるとは思わないだろうな(笑)
最終的には、しぶかきさんたちと合流して、8人で出待ち。他の人たちはここがわからなかったのか結局こなかった。戸田ではたくさんいたのですが。<出待ち。
さて、レジアスが停まっているので、ここから出てくると思うのだが、やっぱりちょっと不安(^^; 15分くらい待ってようやくボランちゃんが出てきてくれたので一安心。
「あの〜、花束渡したいんですけど、ここから出てきますよねぇ?」
「ええ。多分出てくると思います」
「お願いしますー」
出てきてくれなければ、この花の処遇に困る(^^;
その後は、レジアスを入口に横付けして、荷物の搬入。ロンリーさんや女性スタッフさんが大変そうだったので、「自主的」に手伝わせていただく。しぶかきさんは、そのまま荷物持って逃げちゃえ!、とか言っていましたが(笑)
荷物を積み終わっても、タレントが出てくる気配はなし。
ロンリーさんは表で待っていて、そのあいだ色々とからかわれる(笑) やっぱり、楽しい方ですよね(^^)<ロンリーさん。
たとえば、
「お、ありがとう(笑) 食べると美味しいんだよな」
と、花束を持つ石田さんと千村さんのそばに笑顔で近付いたり(笑)
「揚げても美味しいですよね」
と自分の花束を隠しながら突っ込む私(笑)
「そうそう。天ぷらもうまいよな(笑)」
など、色々と楽しませていただきました(^^)
□出待ち2〜花束をキミに
さらにしばらく。
開け放たれた玄関から人声が。
さあ、いよいよか!?
――どっくん、どっくん。
花束を渡すという初体験が控えているせいか、出待ちの緊張がいつもとまるで違う。
そして出てきた、朝倉先生とひーちゃん!(*5)
半袖、ショートパンツにキャップと、ひーちゃんらしいボーイッシュな出で立ちだ。うんうん、キマってる(^^)
「ひーちゃん、おつかれさまでしたー!」
近付いていき、花束を渡す(^^)
「わあ、ありがとうございますー(^^)」
返ってくる笑顔。ああ、嬉しい……(^^)
「中にレター入ってますので落とさないで下さいね(^^;」
は、聞こえたのかどうか(^^;
第1部終了後に、外の階段に座り込んで書いていたレターは、図らずもひまわり模様のレターセット。花とおそろいでいい感じであった。
「実は、花束渡すのは初めてなんですよー(^^;」
でも、今後は癖になりそうです(^^;
その後、もちろん石田さんも花束を渡し、ひーちゃんは一緒に出てきた女性の車で帰るようだ。
石田さんと一緒に、車の出口方面へと駆けていき、そして手を振る。
ガラスの向こうのひーちゃんも、もちろん振り返してくれたのであった(^^)
その後、「帰りたい、帰りたい」とうるさい(笑)朝倉先生を散々待たせて、萠ちゃん登場。黒い服(*6)がなかなかにアダルティック(笑)
「萠ちゃん、おつかれさまでしたー」
朝倉先生の運転でご帰還。
続けて、女優陣が続々と出てくる。
「よしみさん、おつかれさまでしたー」
「ナナちゃん、おつかれさまでしたー」
「良ちゃん、おつかれさまでしたー」
「マヤちゃん、おつかれさまでしたー」
知ってる限りの名前を総動員して、ご挨拶。
そして、その集団の最後に出てきたのは彩乃ちゃん。髪をお団子に結んでいたので、一瞬気づかなかった(^^;
「彩乃ちゃん、おつかれさまでしたー。これ、レターです」
「ありがとうございます」
と、ひーちゃんのものと同じく第1部終了後に書いていたレターを渡す。昨日、顔を覚えてると言われて舞い上がっているらしい(笑)
その後、千村さんが花束を渡し、あろうことか、
「握手してもらえますか?」
って、それがさっきまで「オレ、ものすげえドキドキしてるよー(^^;」とか冷や汗かいてた人間の言うセリフかあ〜!?(笑)
手がふさがっていた彩乃ちゃんだが、笑顔でOKの返事。傘を持っていたので、差し出された手は、指が2本だけのようでしたが(^^;
思わず、「私も握手してくださいぃ」とお願いしかけたが(^^;、「いや、オレはひーちゃんファンなんだ!」とじっとガマン(笑)
オレの心はキミだけのものさ!>ひーちゃん(*7)。
しかし、我々はまだ帰れない。
つださんお目当てのゆーちゃんがまだ来ないのだ。
しばらく待って、苑ちゃんと一緒にようやくご登場。
「ゆーちゃん、おつかれさまでしたー」
「苑ちゃん、おつかれさまでしたー」
なんか妙に女のコ女のコ衣装していた眼鏡ゆーちゃんは花束を1つ抱えていた。やっぱり、中野さんからのものだろーか?(笑)
こうして、出待ちは終了し、その後はすぐそばのデニーズでOFF会だったのでありました。